繊細な歯車の集合体である機械式時計はちょっとしたトラブルでも不具合が生じてしまうため、時計の定期健診を行う必要があります。
そこで行われるのがオーバーホールです。
車が2年に一度車検を受けるように、機械式時計も4年~5年に一度、オーバーホールを受けることが推奨されております。
そこで今回はオーバーホールとは何か?その期間や費用は?通常のメンテナンスと何が違うのか?といった疑問に対して徹底解説いたします。
この記事を監修してくれた時計博士
Onoda Koichi
一級時計修理技能士取得
高級時計専門店GINZA RASIN 本社 ロジスティック部 商品管理課 主任
1982年生まれ 神奈川県出身 時計業界2005年より
大学卒業後、時計の販売や修理受付を経験した後、修理専門学校に入学。メンテナンスの基本知識を学ぶ。2009年に専門学校卒業後、時計専門の修理会社や国内メーカー、正規輸入代理店で腕を磨き12年以上の時計修理実務経験を経た後、2023年3月より商品管理業務に従事。
なお、国内メーカー在籍時、時計技能競技全国大会に出場した経歴を持つ。