グランドセイコー ヘリテージコレクションの価格や種類!人気の理由も解説します
グランドセイコーは国産時計の最高峰として人気のブランドです。
その中でもヘリテージコレクションは、ブランドの核となる完成されたデザインを現代的に解釈した人気ラインです。
使いやすい40mm前後のサイズ展開となっており、シンプルなデザインであることからスーツスタイルに最適です。
次から次へと魅力的な文字板のモデルが登場し、選ぶのに迷ってしまうほど。
この記事を読むとグランドセイコーヘリテージコレクションの以下のような情報がどこよりも詳しく知れます。
・グランドセイコーヘリテージコレクションの時計の魅力やすごいところ
・グランドセイコーヘリテージコレクションの人気の理由
・グランドセイコーヘリテージコレクションの種類
・グランドセイコーヘリテージコレクションの価格
・グランドセイコーヘリテージコレクションの選び方
・グランドセイコーヘリテージコレクションを愛用する有名人や著名人
グランド セイコーヘリテージコレクションを知りたい時計好きの人は、ぜひ最後までお読みください。
グランドセイコー ヘリテージコレクションの魅力やすごいところ
高級時計の本場、スイスに負けない技術とデザインで人気を博しているグランドセイコー。
中でもヘリテージコレクション「雪白」 SBGA211は海外でも注目されており、わざわざ購入しに来日される人もいます。
グランドセイコーの歴史的な名作「44GS」を現代的に解釈したコレクション、実用性の進化を遂げた「62GS」の意匠を現代的にアレンジしたコレクションなど、重要なラインナップとなっています。
また30万円〜と手に入れやすい価格帯も大きな魅力。
グランドセイコー ヘリテージコレクションについて深堀してご紹介します。
伝統的なデザインと現代技術の融合
出典:Grand Seiko|44GS 現代デザイン
ヘリテージ コレクションは、グランドセイコーの過去の名作「44GS」や、転機となった「62GS」などを現代的に解釈したモデルを多く展開しています。
「44GS」は1967年に誕生した「日本ならではの美意識」というものにフォーカスして独自に生まれたセイコースタイルを確立したモデルです。
ザラツ研磨により磨き上げられた歪みのない平面と直線をベースにしながら、ケースサイドをつなげることによって、面と面が際立ってシャープな形になったところが特徴です。
このことによって光と影で陰影ができ、デザインのテーマである光と影の調和というものが体現されています。
「62GS」は1967年に発表された、グランドセイコー初の自動巻きモデルです。
当時は搭載しているムーブメントの頭文字2文字をモデル名として略称していました。(デイデイトCal.6246A、デイトCal.6245Aなど)
そして2013年、過去の名作の伝統的デザインと現代技術を融合させ生まれたのが「ヘリテージ (歴史的資産)」コレクションとなるわけです。
自然美を取り入れた文字板
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGA497
ヘリテージコレクションには、日本の自然の景色や四季、文化をテーマにした文字板デザインが多く取り入れられています。
雄大な岩手山の山肌をイメージした文字板や、朝焼けを写す雪原の繊細な文字板など魅力的なラインナップとなっています。
日本の風景の美しさや伝統文化を軸に、最高峰の技術を持つグランドセイコーの職人技が結集されています。
また次から次へと魅力的な文字板の新作モデルが登場し、選ぶ楽しみがあるコレクションです。
ビジネス使用に最適
出典:Grand Seiko|ヘリテージコレクションSBGY011
ヘリテージコレクションは、ビジネス使用にも最適な時計です。
その理由はシンプルなデザインと、高い実用性。
デザインは極めて時計らしいスタンダードな3針が多く、視認性に優れた文字板を持っています。
繊細でケース径40mm以内という小さめのモデルも多く、スーツの袖口に綺麗に収まるのもポイント。
またクォーツタイプなら年に10秒ほどしか時間がずれないという高い精度。
「正しい時を刻む」信頼感を与えてくれる時計として知られています。
ヘリテージコレクションのどんなスタイルにもマッチする汎用とさりげない上品さが、着用者の印象をアップさせることでしょう。主力である優れたムーブメント
グランドセイコーが開発しているムーブメントは「機械式(メカニカル)」「クォーツ」「スプリングドライブ」の3種類です。
ヘリテージコレクションの始まりとともに「9Sメカニカル」や「9Rスプリングドライブ」が誕生し、グランドセイコーの中でも新しいスタンダードとしての地位を確立しました。
コレクションには以下のような優れたムーブメントが搭載されており、大きな魅力となっています。
9S メカニカル
出典:Grand Seiko|Cal.9SA5
グランドセイコーを代表する200〜300点ものパーツで構成される機械式。
自動巻きと手巻きの駆動方式がラインナップ。
9F クォーツ
出典:Grand Seiko|Cal.9F86
1969年、スイスの時計界を震撼させたセイコーのクオーツムーブメント。
その技術を継承した9F クォーツは世界最高峰の性能となっている。
手作業で組み立てられており、高い精度を誇る。
9R スプリングドライブ
出典:Grand Seiko|Cal.9R65
2004年に完成した自動巻きとクォーツの利点を融合させた9R スプリングドライブ。
セイコー独自の機構である9R スプリングドライブは、ぜんまいがほどける力を利用し、ICと水晶振動子で精度を制御するメカニズム。
本来の機械式はどんなに精度が高くても日差数秒から数十秒のところ、日差わずか1秒となっている。
スイープ運針という滑らかな針の動きが特徴。
価格的に手に入れやすい時計である
ヘリテージコレクションの時計は手に入れやすい価格帯であることも大きな魅力となっています。
シンプルなステンレススティールモデルであれば、クォーツなら男性用でも30万円台〜40万円台で購入することができます。
機械式時計は50万円台〜70台万円台、スプリングドライブは60万円台〜80万円台で購入することが可能です。
ロレックスなどの人気海外ブランドは入手することすら困難で、100万円はくだらない価格帯のものが多いですが、国産最高峰と言われる総合的に優れた時計がこの価格で購入できることは驚きの高コスパなのです。
グランドセイコー ヘリテージコレクション人気の理由
グランドセイコーヘリテージコレクションの人気は高く、日本の美しい景色を取り入れたデザインは海外にもファンが多いです。
海外の高級ブランドと違って、気軽に購入できるところも親しみがあります。
どのような魅力が人を惹きつけるのか、愛用者の意見をまとめてみました。
グランドセイコー ヘリテージ コレクション SBGR315愛用者のレビュー
出典:rasin|グランドセイコー ヘリテージ コレクションSBGR315
「他のGSのいいとこ取りのデザインで気に入っている」
「青焼きの針が良い」
「ケース40mmで存在感がある」
「レギュラーモデルなので店頭で簡単に買えた」
「シルバー文字板の時計を探している人にはお勧め」
グランドセイコー ヘリテージ コレクション SBGN013愛用者のレビュー
出典:rasin|グランドセイコー ヘリテージ コレクション SBGN013
「黒文字板に赤が効いたデザインが気に入っている」
「磨きの仕上げを見せるためにあえてケースにコーティングしていないなど、細かい仕上げにこだわりが感じられる」
「時針単独修正機能の使い勝手の良さが心地よい」
「腕に乗せた時にケースがピタッとくっつくような感覚で重さを感じない」
総評すると「機能や使用感が良く、デザイン性に優れている」という声が多いですね。
グランドセイコーの時計は身につけてみて気づく魅力が多いのも特徴で「人にも勧めたくなる」といいます。
シンプルながらも文字板の色やデザインで、自分だけの1本を選べるコレクションとなっています。
グランドセイコー ヘリテージコレクションはどんな人に似合う時計?
グランドセイコーの時計はカラーやデザインのバリエーションが豊富で「どんな人にも似合う時計が見つかる」ブランドと言えます。
その中でもヘリテージコレクションは伝統的な王道デザインを踏襲しているものが多く、スーツによく合います。
どのような人に似合うのか、時計の専門家に聞いてまとめてみました。
営業職・銀行員などの仕事についている人
ヘリテージコレクションは誠実なイメージを持つ国内最高峰の時計ブランド、グランドセイコーの基幹コレクションです。
身につけている人も「誠実そう・堅実そう」という印象を与えるため、人と接する営業職・銀行員の人に最適です。
士業など堅い仕事についている人
ヘリテージコレクションには、日本の四季を取り入れたシックな文字板色の時計が多くラインナップされています。
落ち着いた色合いがスーツにもよく似合うため、士業などの堅い仕事についている人にもぴったりでしょう。
またグランドセイコーの時計は手に入れやすい価格帯ですが、オーバーホール+ライトポリッシュを行うコンプリートサービスに出すと目安として以下の費用がかかります。
- クォーツ 5万2800円(税込)〜
- メカニカル 7万4800円(税込)〜
- スプリングドライブ 7万4800円(税込)〜
時計の状態によっては別途料金がかかることもあり、それなりの維持費を捻出できる人が使用しています。
またオーバーホールの頻度は、「クォーツは3〜4年に一度、機械式は3〜5年に一度」が望ましいとされています。
ただし、クォーツの方が機械式よりも間隔は長くても問題は生じにくいとされているので4年を目安にしておくと良いでしょう。
グランドセイコー ヘリテージコレクションの中古価格目安
グランドセイコーは人気が高く、手に入れやすい時計として知られています。
資産として購入するよりも、普段使いするために買って大切に使用する人が多いです。
価格の幅が広いので人気モデルに絞って中古価格(実勢価格)の目安を出してみました。
SBGX355(クォーツ)
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGX355
参考価格:51万7000円(税込)
実勢価格:44万円(税込)~
※市場によって大きく変わるモデルです
SBGA467(スプリングドライブ )
出典:rasin|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGA467
参考価格:60万5000円(税込)
実勢価格:54万円(税込)~65万円(税込)
※市場によって大きく変わるモデルです
SBGH343(自動巻き機械式)
出典:rasin|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGH343
参考価格:101万2000円(税込)
実勢価格:85万円(税込)~92万円(税込)
※市場によって大きく変わるモデルです
※この項目で解説している価格は、当社の時計専門家と公開時の市場価格を元に一般ユーザー向けとして掲載している価格です。
高級時計の価格は全体的に年々上昇傾向にあります。
その中でグランドセイコーは、2024年4月に価格改定をし、一部モデルは5〜7%上昇しています。前回の価格改定は2023年1月でしたので、約1年2ヶ月ぶりです。
グランドセイコーはもともと安定感のあるブランド。
中古価格も変動はしていますが、振れ幅はそこまで大きくないと予測できるでしょう。
グランドセイコー ヘリテージコレクションの種類
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクション
前述しましたが、ヘリテージコレクションは(歴史的資産)の名に相応しいように、以下の歴代の名作をベースに現代的に再解釈をしたデザインが特徴となっています。
- イコー独自のデザインを確立した「44GS」
- ブランド初の自動巻きモデルで実用性の進化の転機となった「62GS」
最もバランスが取れた王道デザインとして、グランドセイコーファンからも特別視されています。
種類を大きく分けると以下の3種類となっています。
- クォーツ
- メカニカル
- スプリングドライブ
そして更にその中でもムーブメントの種類で細かく選択することができます。
現状では28種類ものムーブメントが存在します。
こちらでは、OWLLAR編集部が独自に厳選した人気モデルを中心にご紹介していきます。
「雪白」 SBGA211
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGA211
こちらのモデルは、グランドセイコー誕生の地である信州の雪深い景観を文字板のデザインとしています。
山に降り積もった雪原に風が吹いて模様ができる様子を表現するため、文字板表面は凹凸になっており、繊細に仕上げられています。
ホワイトに見えるカラーですが、質感を出すために特殊な銀めっき加工が施されています。
ケース・ブレスレットの素材はステンレススティールと比べて約30%軽量かつ、耐傷性・耐食性が高いブライトチタンを使用しています。
セイコーが30年近くの時間をかけて開発したスプリングドライブを採用したムーブメントはCal.9R65を搭載。
約72時間(約3日間)ものパワーリザーブを誇ります。
ぜんまいで巻いたトルクをICと水晶振動子で変換してそれをパワーに変えるというシステムで、非常に高い精度も特徴です。
自動巻き機構には、マジックレバー方式を採用。
生産性・メンテナンス性・耐久性が向上し、巻き上げ効率も高いものとなっています。
スプリングドライブ特有のスイープ運針を行うブルースティールの秒針が特徴となっており、雪原の上をゆっくり流れる時を思わせます。
シースルーバックになっており、ムーブメントの精密な動きを眺めることができます。
ケースサイズ:41.0mm×49.0mm。外装:ブライトチタン。ムーブメント:.9R65 Instructions。駆動方式:自動巻き(手巻つき)。パワーリザーブ約72時間。100m防水。
SBGP009
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGP009
こちらは時針単独の時差修正機能を加えた新クォーツムーブメント「Cal.9F85」を搭載したモデル。
時計を止めずに時針を単独で動かすことにより、クオーツの高い精度を失うことなく、時差を修正することができます。
文字板は美しいサンレイ仕上げのシャンパンゴールド。
放射状に広げたシルクのような質感が特徴となっており、角度によって違った表情を楽しむことができます。
インデックスは細く多面的にカットされていることで、たくさんの光を集めます。
シャープで長い針を持ち、視認性も高いものとなっています。
ケース径40mm、厚さ10.6mmの薄型デザインとなっており、様々なシーンで活躍してくれます。
ケースサイズ:40.0mm×47.0mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9F85Instructions。駆動方式:クォーツ。100m防水。
SBGA439
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGA439
こちらは夜空を思わせるようなミッドナイトブルーの文字板が印象的なモデル。
ケースデザインはグランドセイコーの王道デザインを採用しています。
ムーブメントはスプリングドライブを搭載したCal.9R65を採用しており、静かに文字板上を流れるような秒針のスイープ運針はスプリングドライブならでは。
文字板左下のパワーリザーブ表示で残りの駆動時間を確認することができます。
合わせやすいカラーとデザインでシチュエーションを選ばない1本です。
ケースサイズ:40.0mm×46.6mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9R65 Instructions。駆動方式:自動巻き(手巻つき)。100m防水。
グランドセイコー ヘリテージ コレクションの選び方
ヘリテージコレクションのケース径(男性向け)は、36.5〜41mmと使いやすいサイズ展開となっています。
腕の細い日本人にぴったりな1本を探すことができます。
1〜2mmの差でも全く着け心地が変わってきますので、店頭で合わせてみることをおすすめします。
現行モデルのサイズを以下にまとめてみましたのでご参考ください。
男性向けサイズ:36.5・37・38・40・41mm
女性向けサイズ:28.9mm
ユニセックスサイズ:35.5mm
機構の種類を確認する
ヘリテージコレクションにはムーブメントにクォーツ、手巻き、自動巻きを採用しているモデルがあります。
それぞれが独自に開発した主力ムーブメントになっています。
一例として、各機構のおすすめモデルをご紹介します。
クォーツ
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGP011
こちらは時針単独の時差修正機能を加えた新クォーツムーブメント「Cal.9F85」を搭載したモデル。
インデックスは細く多面的にカットされていることで、たくさんの光を集めます。
ブラックカラーの文字板がシックな印象で幅広いシーンで活躍してくれます。
ケースサイズ:40.0mm×47.0mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9F85 Instructions。駆動方式:クォーツ。100m防水。
SBGX355
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGX355
こちらは人気の「雪白」 SBGA211を、そのままサイズダウンしたようなモデル。
信州の雪深い山々をイメージして作られた文字板が特徴となっています。
9Fクォーツとしての性能はそのままに、サイズを一回り小さくしたコンパクトなムーブメントCal.9F62を搭載。
ケース・ブレスレットには通常のチタンより耐傷に優れた白く美しいブライトチタンを使用し、装着感も向上しています。
ケースサイズ:37.0mm×44.6mm。外装:ブライトチタン。ムーブメント:9F62 Instructions。駆動方式:クォーツ。100m防水。
SBGN013
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGN013
こちらは「4軸独立ガイド構造」を備えたGMT機能をプラスした、ムーブメントCal.9F86を搭載したモデル。
「4軸独立ガイド構造」とは、各針が互いに干渉せずに、独立して滑らかに回転する構造です。
第二時間帯を設定する際に、時計を止めずに時針のみを修正することができ、高い精度を保てます。
文字板カラーは落ち着いたブラックにレッドのGMT針がアクセントに。
主張しすぎないデザインで実用性と汎用性を兼ね備えた1本となっています。
ケースサイズ:40.0mm×47.0mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9F86 Instructions。駆動方式:クォーツ。100m防水。
手巻き
SBGW299
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGW299
こちらは扇の形状をイメージした放射模様の文字板デザインが印象的なモデル。
文字板カラーは美しいダークブルーでシックな印象。
ケース形状は、1967年誕生の44GSの現代デザインをベースしており、文字板と調和が取れています。
ステンレススティール製となっており、手巻きのブレスレットタイプは数が少ないため貴重です。
デイト表示が無いため、目をひくデザインですがスッキリとしています。
ムーブメントは9S54の後継ムーブメントであるCal.9S64を搭載。
約200点のパーツから形成され、高度なパーツ製造技術と職人の加工技術によって作られた最高品質のムーブメントです。
ケース径36.5mmで小ぶりなため、女性にもおすすめです。
ケースサイズ:36.5mm×42.7mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9S64 Instructions。駆動方式:メカニカル手巻。パワーリザーブ:約72時間。100m防水。
SBGW291
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGW291
こちらは44GS誕生55周年の2022年に発表されたモデル。
「44GS現代デザイン」のラインナップでは、最小のケース径36.5mm。
男女問わずに使いやすいサイズです。
大きな特徴はザラツ研磨によって仕上げられた歪みのない形状。
光を集め、多彩な陰影を生み出しています。
多面カットされたインデックスや針が美しいシルバーの文字板を際立たせています。
ムーブメントは約72時間(約3日間)ものパワーリザーブを誇る、Cal.9S64を搭載。
シースルーバックから美しい姿を眺めることができます。
ケースサイズ:36.5mm×42.7mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9S64 Instructions。駆動方式:メカニカル手巻。パワーリザーブ:約72時間。100m防水。
SBGW306
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGW306
こちらもグランドセイコー「44GS」を現代的に解釈したデザインのメカニカルウォッチ。
光と影が生み出す多彩な表情を表す形状を受け継いでいます。
ケース径は使いやすく小ぶりな36.5mm。
文字板は、岩手山の美しい雪景色を繊細な型打ちで表現した「岩手山パターン」。
ケース素材はピンクゴールドを使用し、エレガントな輝きです。
ストラップはブラウンのクロコダイルを組み合わせており高級感が漂います。
ムーブメントはCal.9S64を搭載。
シースルーバックから美しい姿を眺めることができます。
ケースサイズ:36.5mm×42.7mm。外装:18Kピンクゴールド。ムーブメント:9S64 Instructions。駆動方式:メカニカル手巻。パワーリザーブ:約72時間。100m防水。
自動巻き
SBGH317
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGH317
こちらは2024年、銀座6店舗のみで530本限定として販売されたモデル。
印象的な文字板デザインは、2022年の「SBGH297」から採用されている「銀座グリッドパターン」です。
青に近い薄紫色で、静謐な夜明けの銀座を表現しています。
不規則なパターン模様が角度によって様々な表情を見せます。
ムーブメントは特殊カーブのひげぜんまいを組み込み、3万6000振動/時の振動数を実現したCal.9S85を搭載。
このCal.9S85はマスターショップ取り扱い以上の時計に搭載されており、シースルーバックからその美しい姿を眺めることができます。
ケース直径:40.0mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9S85 Instructions。駆動方式:メカニカル手巻。パワーリザーブ:約55時間。100m防水。
SBGR315
出典:Grand Seiko|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGR315
こちらは“メカニカル 9S6系”に追加されたケース径40mmモデル。
グランドセイコーらしい放射銀仕上げの文字板がエレガントな輝きを放っています。
立体的なインデックスで視認性が高く、ザラツ研磨されたケースとブレスレットはステンレススティールとは思えない美しい仕上がり。
ムーブメントは9SメカニカルCal.9S55の後継である、Cal.9S65を搭載。
シースルーバックからその優美な姿を眺めることができます。
Cal.9S65は素材を見直し、半導体の製造技術を応用した「MEMS (Micro Electro Mechanical System)技術」の採用により、精度の安定性が高いものとなっています。
ケースサイズ:40.0mm×46.6mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:9S65 Instructions。駆動方式:メカニカル手巻。パワーリザーブ:約72時間。100m防水。
SBGJ267
出典:Grand Seiko| グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGJ267
こちらは2023年のW&Wで発表されたモデル。
外乱に強く高精度の自動巻きメカニカルハイビート 36000 ムーブメントに、GMT 機能をプラスしたCal.9S86を搭載しています。
文字板リングに配された24時間目盛りとオレンジのGMT針によって、第二時間帯を確認することができます。
ケースデザインは「44GS」を現代的に解釈しています。
文字板は月光と雪明りに照らされた、冬の「岩手山パターン」が施されています。
ケース・ブレスレットには、最高レベルの耐食性を持つ「エバーブリリアントスティール採用。
ケースサイズ:40.0mm×46.2mm。外装:エバーブリリアントスティール。ムーブメント:9S86 Instructions。駆動方式:メカニカル手巻。パワーリザーブ:約55時間。100m防水。
その他確認すべきポイント
ヘリテージコレクションを選ぶ際に確認すべきポイントについて、現行モデルを軸にしてまとめてみました。
・機能
3針、パワーリザーブ表示、デイト表示、GMT、カレンダー連動時差修正機能
・外装素材
ステンレススティール、エバーブリリアントスティール、ブライトチタン、18Kピンクゴールド、18Kイエローゴールド、18Kホワイトゴールド
・宝飾・文字板の種類
内面無反射コーティング、放射銀仕上げ、サンレイ仕上げ、ダイヤモンド入りケース、白蝶貝、型打ち加工、銀めっき、格子模様
・ストラップの種類
クロコダイル、ブレス(ステンレススティール・エバーブリリアントスティール・18Kイエローゴールド・K18ピンクゴールド・18Kホワイトゴールド・ブライトチタン)など
これらのポイントから、好みや自分に合うものを選びましょう。
ヘリテージコレクションには、他にも旧モデルを含めると多くのバリエーションがあります。
「ヘリテージコレクションの種類」でモデルごとに詳しい情報がありますので参考にしてみてください。
グランドセイコー ヘリテージコレクションを愛用する有名人や著名人
ヘリテージコレクションはシンプルで細部までこだわって作られており、本物を愛する著名人の方にも愛用者が多いです。
また海外で活躍されている方にも愛用者が多く度々話題にのぼっています。
有名人や著名人が着用しているヘリテージコレクションについてご紹介します。
竹野内豊さん
出典:rasin|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGH201
俳優の竹野内豊さんは雑誌のインタビューで、ヘリテージコレクション SBGH201を愛用していると語っていました。
竹野内さんは雑誌のインタビューで「ヴィンテージウォッチに憧れを抱くようになり、時計好きになった」と語っていました。
こちらのモデルは、シンプルなホワイト文字板にブルースティール針が際立っています。
ムーブメントはグランドセイコーの名キャリバー「Cal.9S」をベースに毎秒10振動まで高め、より精度の安定性を追求したCal.9S85を搭載しています。
シンプルでさりげない存在感があり、頼れる時計としてグランドセイコーを選ぶあたり質実剛健な好みであることがうかがえますね。
山里亮太さん
出典:rasin|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGA211
お笑い芸人でタレントでもある山里亮太さんはグランドセイコーの愛用者として知られています。
始まりは「先輩である加藤浩次さんからおすすめされて」というエピソードで有名ですが、既に2本目のヘリテージコレクションを購入されています。
山里さんがクォーツモデルの次に選んだのは、スプリングドライブを採用した「雪白」SBGA211です。
こちらはモデル紹介でも前述した人気の1本。
信州の雪深い景観をイメージした文字板が特徴となっています。
ケース・ブレスレットには耐傷性・耐食性に優れたブライトチタンを採用。
ムーブメントは、スプリングドライブを採用したCal.9R65を搭載。
日々、活躍の場を広げている山里さんは時計も進化させていますね。
大谷翔平さん
出典:rasin|グランドセイコー ヘリテージコレクションSBGV221
メジャーリーガーの大谷翔平選手は、2018年にセイコーとサプライヤー契約を結んでいます。
その後、2022年のMVP受賞の際や、2023年にプロスポーツ史上最高額でロサンゼルス・ドジャースと契約した際など、節目にグランドセイコーの時計を贈呈されています。
そんな大谷選手が愛用しているヘリテージコレクションは SBGV221です。
このモデルは既に生産終了となっていますが根強い人気です。
シンプルながらも美しく輝くシルバーダイヤルが印象的な1本。
ムーブメントは9Fクォーツである、Cal.9F82を搭載しています。
滑らかなステンレススティールケース・ブレスを持つ王道デザインです。
飾らない人柄の大谷選手にお似合いですね。
まとめ
ヘリテージコレクションはグランドセイコーの伝統を守りつつ、現代のトレンドもおさえています。
この数年、時計やファッション業界では「原点回帰」が注目されていますので人気が出るのも納得です。
流行りに左右されない確かなデザインと美しい仕上げ、そして国内最高峰の技術の結集。
手に入れやすい価格帯も魅力となっていますので、最初の高級時計に選んでみてはいかがでしょうか。
グランドセイコーのブランドについてもっと知りたいという方はこちらの記事もご覧ください。
「グランドセイコーの時計の魅力!資産価値や人気モデルも徹底解説!」
この記事を監修してくれた時計博士
Endo Youkoh
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC 上級ウォッチコーディネーター取得
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 銀座本店 販売スタッフ
1984年生まれ 神奈川県出身 時計業界2017年より
デザイン系の短大を卒業後、23歳で大手セレクトショップに入社。 主にレディースの服飾雑貨の責任者として、店頭接客・MD・VMD業務に携わる。入社10年目を機に更なるステップアップを目指し、高級時計店への転職を決意。2017年にGINZA RASIN入社。
人と話すのが好きで、スーパーポジティブな私は、現在お気に入りのIWC メカニカルフリーガークロノと共に店舗にて販売業務に従事。アパレル業界での経験を生かし、多角的な視点で記事監修を行っている。