IWC ポルトギーゼの価格や種類!人気の理由も解説します

監修:Endo Youkoh
2024/07/12
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IWCは堅実な時計作りと、永久修理対応が魅力のスイスの名門ブランドです。

その中でもポルトギーゼは、1930年代登場という最も長い歴史があるコレクションです。

航海のために作られたというストーリーも有名で、当時では珍しい大型の腕時計として誕生しました。

この記事を読むとIWC ポルトギーゼの以下のような情報がどこよりも詳しく知れます。

・IWC ポルトギーゼの時計の魅力やすごいところ
・IWC ポルトギーゼの人気の理由
・IWC ポルトギーゼの種類
・IWC ポルトギーゼの価格
・IWC ポルトギーゼの選び方
・IWC ポルトギーゼを愛用する有名人や著名人

IWC ポルトギーゼを知りたい時計好きの人は、ぜひ最後までお読みください。

 

IWC ポルトギーゼの魅力やすごいところ

ドイツの職人気質が反映された、質実剛健なブランドIWC(International Watch Company)。

中でもポルトギーゼは最も長い歴史を持つ人気コレクションとなっており、世界中のファンに愛され続けてきました。

種類は年々増え続けて、近年では複雑機構を搭載したモデルも注目を集めています。

近年ではさらに使いやすくスリムにブラッシュアップされていることをご存知でしょうか。

そして雲上ブランド並みに手のかかった高級機でありながら、100万円台〜購入できることも大きな魅力です。

IWC ポルトギーゼの魅力や、すごいところについて深堀してご紹介します。

語れる歴史がある

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ

ポルトギーゼは、1939年にポルトガル人時計商の「航海に使用するマリンクロノメーターに匹敵する精度を持つ腕時計が欲しい」という依頼から生まれた時計です。

IWCは高精度である、ハンターケースポケットウォッチのムーブメントCal.74とCal.96を使用して、当時としては大きい、ケース径42mmの腕時計を作りました。

現在でもポルトギーゼが大型なケースで作られているのは、この時代から続いている伝統です。

高精度ながらあえて装飾を省き、視認性を追求した時計を継承しているのが現在のポルトギーゼなのです。

IWCというブランドは、ドイツ国境寄りのスイス・シャフハウゼンで創業したという出自から、ドイツの職人気質が反映された「質実剛健」な時計作りで有名です。

また「良いものを長く使う」というスタイルも持ち、確実に引き継がれています。

このように語れる歴史があるのはIWCポルトギーゼの大きな魅力の一つでしょう。

視認性や全体のバランスにこだわって作られている

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ

ポルトギーゼが誕生したのは1930年代後半と、IWCの中で最も歴史が長い時計です。

中でも人気となっている‟クロノグラフ”のデザインを手掛けたのは、ラインハルト・マイス氏という元数学者で、緻密に計算され尽くしたデザイン文法が特徴となっています。

他にマイス氏が手がけた有名な時計には、ランゲ&ゾーネの“ランゲ1”などが挙げられます。

ポルトギーゼの優れた基本デザインには、以下のようにいくつかの特徴があります。

IWC ポルトギーゼデザインの特徴

「薄く見えて主張しすぎないデザイン」

ポルトギーゼは他の時計と比べてベゼルの金属の量が少なく、薄く見えるデザインです。またベゼルがポリッシュ仕上げになっていることで背景に馴染み、主張が少なくなっています。


「リーフ針」

針はリーフ状でクラシックな葉の形状です。スリムでお洒落な見た目ですが視認性が高いものとなっています。


「シンプルかつ立体的で見やすいアラビア数字」

シンプルなアラビアインデックスは旧モデルについては文字板を下から叩き上げるエンボス加工で作っていましたが、現行モデルでは植字になっており、さらに立体的に見やすくなっています。


「レイルウェイ分目盛り」

ポルトギーゼは大型の時計ですが、モデルによっては文字板外周にレイルウェイ分目盛りが施されています。
このレイルウェイ分目盛りとは、鉄道の線路を模した秒・分を測る目盛りのことです。
これによって視認性を高めつつ全体の印象を引き締めています。

IWCでは元々、ETA社の汎用性ムーブメントに改良を加えたものを使用してきました。

ムーブメントを改良し、秒針の位置を9時位置から6時位置に移動したことで、文字板の表示もすっきりとしてバランスが取れています。

クラシカルなデザインはドレス寄りに傾きがちですが、スポーツ寄りのアラビア数字を使用することによりどちらの要素も兼ね備え、使い勝手の良い時計に仕上がっています。

このようにポルトギーゼは、視認性や全体のバランスにこだわって作られているのです。

豊富なバリエーション

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出典:IWC|ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371626|ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358402

ポルトギーゼには多くのバリエーションがあります。

素材はステンレススティールや、ゴールド、プラチナなどを使用したものがあります。

趣向を凝らした文字板カラーは手のかかったものとなっており、美しさに定評があります。

IWCでは「60もの工程からなる複雑なプロセスによる文字板作り」を行っており、仕上げの透明ラッカーだけでも15回塗布し丁寧に仕上げているのです。

さらに機能はシンプルな3針モデルから、クロノグラフ、複雑機構を搭載したモデルなどが次々と発表され、選ぶ楽しみがあるコレクションとなっています。

ポルトギーゼは伝統的な大きいケースを使用しているため、複雑機構を搭載するのにも適しています。

ミニッツ・リピーターや、永久カレンダー 、天文時計などラインナップは大変豊富。

雲上ブランドと変わらない機構ですが、価格は永久カレンダーでも400万円前後からとなっており、手に入れることも夢ではないかもしれません。

IWC ポルトギーゼの人気の理由

IWC ポルトギーゼは美しいデザインで使いやすい時計のため、世界中の多くの人に愛されています。

手がかけられている高級機でありながら、雲上ブランドの時計よりも比較的手に取りやすい価格帯であるところも親しみがあります。

どのような魅力が人を惹きつけるのか、愛用者の意見をまとめてみました。

ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358303 愛用者のレビュー

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358303

「すっきりしたデザインですが、厚みがあるのでカジュアルな服装にも似合う」

「パワーリザーブ60時間のムーブメントを使用していて使いやすい」

「アラビア数字インデックスや、文字板の綺麗さが気に入っている」

「デイト表示なしのシンプル仕様で、実物を見て一目惚れしてしまった」

「Dバックル機能がついており、しっかりした作りが良い」

ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371604 愛用者のレビュー

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371604

「インデックスがバーではなく、アラビア数字なので親しみやすさがある」

「ドレッシーさの中にちょうど良い具合に、カジュアル感を両立させている傑作デザイン」

「木陰などでの光彩感が好きで、いくらで眺めていられる」

「ノンデイトで操作性がシンプル、精度も高い」

「結婚式などのパーティーや、ビジネスシーンどちらにも似合う」

ポルトギーゼ ・クロノグラフ IW371447 愛用者のレビュー

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出典:rasin|ポルトギーゼ クロノグラフ IW371447

「エレガントで主張しすぎない、これほど美しい時計はそうそう見つからないと思う」

「人とあまりかぶらないところが気に入っている」

「きれいめカジュアルとフォーマル、どちらにもよく似合う」

「身につけているだけで、自分自身を格上げしてくれる時計」

「この価格帯で、こんなに美しいクロノグラフに出会うことはないと思う」

 

総評すると「文字板のカラーやデザインが素晴らしく、どんな場面でも頼れる時計」という声が多いですね。

IWC ポルトギーゼは、手のかかった美しい文字板デザイン・シンプルで汎用性が高いところが人気で、時計好きな人からの高い支持を得ています。

近年では文字板カラーや外装素材にこだわったコレクションが増え、自分だけの1本を選ぶことができます。

IWC ポルトギーゼはどんな人に似合う時計?

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ポルトギーゼはクラシックなデザインを持ちながら、主張しすぎない「時計らしい時計」。

スーツにもカジュアルにも似合うため、多くの人に愛用されています。

どのような人に似合うのか、時計の専門家に聞いてまとめてみました。

スーツスタイルが多い人

ポルトギーゼはかしこまった席でも悪目立ちせず、スタイルを格上げしてくれます。

文字板カラーのバリエーションも豊富で、様々なスーツスタイルに合わせることができるでしょう。

こだわりがある人

IWCはドイツの職人気質が反映された「質実剛健」なブランドです。

同じように職人や、こだわりがある人にこそ似合う時計と言えるのではないでしょうか。

清潔感のあるカジュアルスタイルが得意な人

ポルトギーゼはクラシックなデザインや、落ち着いたカラーが魅力の時計です。

カジュアルでも、シンプルなシャツスタイルなど清潔感のあるファッションによく似合います。

IWCでは「コンプリートサービス」でのオーバーホールに出すと、約80,000円(税込)程度の料金がかかります。(状態によって料金が異なります)

公式で明言はしておりませんが、機械式時計のオーバーホールは3〜5年に1度位が適切とされています。

IWCの時計は丈夫にできていることで有名ですが、このような修理・メンテナンス費用を捻出できる人が愛用されています。

IWC ポルトギーゼの中古価格目安

IWC ポルトギーゼは人気が高く、クオリティに対して比較的コストを抑えた時計として知られています。

資産として購入するよりも、普段使いするために買って大切に使用する人が多いです。

価格の幅が広いので人気モデルに絞って中古価格(実勢価格)の目安を出してみました。

ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358303

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358303

参考価格:107万2500円(税込)
実勢価格:75万円(税込)~80万円(税込)
※市場によって大きく変わるモデルです

ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371604

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371604

参考価格:107万2500円(税込)
実勢価格:86万円(税込)~102万円(税込)
※市場によって大きく変わるモデルです

ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358304

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358304

参考価格:107万2500円(税込)
実勢価格:77万円(税込)~102万円(税込)
※市場によって大きく変わるモデルです

※この項目で解説している価格は、当社の時計専門家と公開時の市場価格を元に一般ユーザー向けとして掲載している価格です。

高級時計の価格は全体的に年々上昇傾向にあります。

その中でIWCは、2024年6月に価格改定をし、一部モデルは3〜6%上昇しています。

前回の価格改定は2023年11月で、5%上昇しました。

IWCは元々高品質で価格は抑えめのブランドですが、少しずつ値上げ傾向にあります。

中古価格について変動はしていますが、大体定価の8割前後の価格となっており、人気のブランドなので値崩れはしにくいと言えるでしょう。

IWC ポルトギーゼの種類

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ

前述しましたが、ポルトギーゼは1939年にポルトガル人時計商の「航海に使用するマリンクロノメーターに匹敵する精度を持つ腕時計が欲しい」という依頼から生まれた時計です。

おそらく時計作りの工程で職人同士「あのポルトガル人の時計」という風に話していて名付けられたのではないでしょうか。

IWCの中でも最も長い歴史を持ち、人気を集める基幹コレクションとなっています。

次々と新しいモデルが発表されていますが、アラビアインデックスや、リーフ針などの伝統的な基本デザインは継承されています。

現行モデルは、大きく分けて以下の4種類となっています。

・オートマティック
・クロノグラフ
・カレンダー付き(アニュアル・カレンダー/パーペチュアル・カレンダー/エターナル・カレンダーなど)
・複雑機構(トゥールビヨン/グランド・コンプリケーションなど)

こちらではOWLLAR編集部で選んだ、旧モデルを含めた人気作に絞ってご紹介します。

ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358304

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358304

こちらは2020年に発表されたモデルです。

ケース径40mmという、細い腕の男性でも使いやすいサイズのモデルです。

6時位置にスモールセコンドを備える、2世代目のポルトギーゼ” Ref.325”のデザインを踏襲しています。

伝統的な青いリーフ針、アラビア数字のアプライドインデックス、スモールセコンドのみのシンプル設計。

ムーブメントは自社製自動巻きのCal.82200を搭載し、シースルーバックからコート・ド・ジュネーブ装飾が施された美しい姿を眺めることができます。

このCal.82200はぺラトン自動巻き機構を持ち、摩耗に強いセラミック部品を使用。

パワーリザーブは約60時間。

ブルーのアリゲーターストラップを合わせており、高級感があります。

 

ケースサイズ:40mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:Cal.82200。駆動方式:自動巻き。パワーリザーブ約60時間。30m防水。

ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371624

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371624

こちらは2024年のW&Wで発表されたモデルです。

注目ポイントは“デューン”と名付けられた、スパークリングベージュの文字板カラー。

「砂漠の世界観」を表現し、サンレイ仕上げにより美しい輝きをたたえています。

さらにゴールドメッキの針、アップライトインデックスが組み合わされ、高級感のある1本となっています。

文字板12時位置に60分積算計、6時位置にスモールセコンドを配置。

ケース径は41mm、厚みが13mmと全体的にスリムな印象を与えます。

ムーブメントは、コート・ド・ジュネーブ装飾を施した自社製自動巻きのCal.69355を搭載。

Cal.69355はコラムホイールを使用し、両巻き上げの自動巻きローターを搭載した巻き上げ効率の高いムーブメントとなっており、パワーリザーブは約46時間。

またシースルーバックの形状は前モデルよりもワイドな作りで、ムーブメントの美しい姿を楽しむことができます。

 

ケースサイズ:41mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:Cal.69355。駆動方式:自動巻き。パワーリザーブ:約46時間。30m防水。

 

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 44 IW503701

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 44 IW503701

こちらは2024年のW&Wで発表されたモデルです。

航海用計器にインスピレーションを得て作られており、複雑機構である永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)を搭載しています。

永久カレンダーは、IWCで時計技師のリーダーを務めていたクルト・クラウス氏が1980年代に開発した機構で、世界3大複雑機構の1つとなっています。

その仕組みは、西暦2499年までの調整が不要で、30日の月と31日の月、4年に1回訪れる閏年のタイミングの日付まで全て時計の中にプログラムされており、自動で調整が行われるというものです。

カレンダー表記も同期されており、1つのリューズですべてを調整できます。

ケース素材には従来のレッドゴールドより硬く耐摩耗性に優れた、18 ct Armor Gold®を採用しています。

文字板は陶器のような質感で、光沢のあるシルバーメッキを採用。

文字板12時位置にはIWC独自のダブルムーン™表示、3時位置にデイトとパワーリザーブ、6時位置にロゴと月表示、9時位置にスモールセコンドと曜日表示を備えています。

ムーブメントは、ペラトン式自動巻き機構を組み入れた自社製自動巻きのCal.52616を搭載。

約7日間ものロングパワーリザーブとなっています。

開口部がワイドになったシースルーバックからは、大きなソリッドゴールドのローターを始め、54石もの貴石を使用した美しいムーブメントを眺めることができます。

 

ケースサイズ:44.4mm。外装:18 ct Armor Gold®。ムーブメント:Ca.52616。駆動方式:自動巻き。パワーリザーブ:約168時間。50m防水。

IWC ポルトギーゼの選び方

IWC ポルトギーゼには、サイズ、素材、搭載される機構など様々なバリエーションがあります。自分だけの1本を選ぶ為に、まずは基本から確認していきましょう。

サイズを確認する

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IWC ポルトギーゼのケースサイズ(男性向け)は、直径40〜46mmの展開となっています。

元々は航海用の高精度な時計を作るために、ポケットウォッチのムーブメントを搭載して作っていた経緯があり、視認性が高いデザインの時計として誕生しているため比較的大きいサイズが定番でした。

しかし近年では腕の細い人にも使いやすい、直径40〜42mmのモデルがメインとなっています。

IWCの時計はデザインが優れており、腕にのせてみるとイメージが変わると言われていますので店頭で合わせてみることをおすすめします。

現行モデルのサイズを以下にまとめてみましたのでご参考ください。

IWC ポルトギーゼサイズ展開

・オートマティック 40・42mm
・クロノグラフ 41mm
・パーペチュアル・カレンダー 44・44.2mm
・トゥールビヨン 42.4・43.5・44.2mm
・ミニッツ・リピーター 44.2mm
・エターナル・カレンダー 44.4mm
・グランド・コンプリケーション 45mm
・ヨットクラブ 44.6mm
・シデラーレ・スカフージア 46mm

機構の種類を確認する

IWC ポルトギーゼは、自動巻きと手巻きムーブメントを採用したモデルのみとなっています。

「良いものを長く使う」という精神を大事にしているブランドなので、敢えて絞って製造しているのではないでしょうか。

一例として、手巻きと自動巻きのおすすめモデルをご紹介します。

ポルトギーゼ・ミニッツ・リピーター IW544907

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・ミニッツ・リピーター IW544907

こちらは世界三大複機構の1つである、ミニッツ・リピーターを搭載した世界限定500本のモデル。

2本のゴングが1時間・15分・1分単位で奏でる美しい音色で時を知らせてくれます。

ケース左側にあるレバーを下へ動かすことにより、内部のゴングが作動します。

ミニッツ・リピーターは雲上ブランドが手掛けていることが多く、作っているブランド自体が多くない為大変貴重です。

陶器のような質感の文字板が美しく印象的。

文字板6時位置にはスモールセコンドを配しています。

深みのある輝きのK18レッドゴールドケースと、ブラウンのアリゲーターストラップを組み合わせており、高級感溢れる1本となっています。

ムーブメントは創業者が開発した“ジョーンズキャリバー”をベースに作られた、Cal.98950を搭載。

パワーリザーブは約46時間。

シースルーバックからは、コート・ド・ジュネーブ装飾が施された美しい姿を眺めることができます。


ポルトギーゼ・ハンドワインド・トゥールビヨン・デイ&ナイト IW545901

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・ハンドワインド・トゥールビヨン・デイ&ナイト IW545901

こちらは2024年のW&Wで発表されたコンプリケーションモデル。

艶のあるブラック文字板に、ゴールドのアラビアインデックスと針が美しく印象的です。

文字板6時位置には、フライング・ミニッツ・トゥールビヨンを備えています。

この機構は軸を中心にし、1分間に1回転を繰り返して、振動するパーツに重力が及ぼす影響を軽減し精度を高めます。

文字板9時位置には、小さな球体の形をしたデイ&ナイト表示(24時間表示)を配置。

この球体は地球に見立てられており、ゴールドの明るい面とブラックの面を持ち、24時間に1回転することによって昼と夜を表現するユニークな機構です。

ケース素材には従来のレッドゴールドより硬く耐摩耗性に優れた、18 ct Armor Gold®を採用しています。

ムーブメントは、デイ&ナイト表示の機構を組み込んだ、自社製手巻きのCal.81925を搭載。

シースルーバックからはコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたムーブメントだけではなく、デイ&ナイトの球体も眺めることができます。

ケースサイズ:42.4 mm。外装:18 ct Armor Gold®。ムーブメント:Cal.81925。駆動方式:手巻き。パワーリザーブ:約84時間。60m防水。

 

ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア IW504101

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア IW504101

こちらはIWCの中でも、最高の技術を組み合わせたコンプリケーションモデルです。

文字板裏面には、指定した場所から見える星空を再現する恒星時表示を備えています。

500を超える星を表示する機構は、季節の区別から、日の出日の入りの時刻、恒星時、閏年表示を組み合わせた永久カレンダーの役割も果たしています。

さらにコンスタントフォース機構と、トゥールビヨン機構を一体化した「コンスタントフォース・トゥールビヨン」も搭載。

コンスタントフォースとは、一定の力(ゼンマイのトルク)で、精度を安定させる機構のことです。

IWCはこの時計を開発するのに10年もの研究期間を費やしています。

ムーブメントは自社製手巻きのCal.94900を搭載し、パワーリザーブは約96時間。

ケース素材にプラチナを使用した特別なモデル。

年間の生産本数はわずか数本という大変希少な1本となっています。

 

ケースサイズ:46 mm。外装:プラチナ。ムーブメント:Cal.94900。駆動方式:手巻き。パワーリザーブ:約96時間。30m防水。

ポルトギーゼ クロノグラフ IW371615

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ クロノグラフ IW371615

こちらは2020年に自社製ムーブメントが搭載され、リニューアルされたクロノグラフモデルです。

美しく輝くグリーンのサンレイ文字板が目をひきます。

ミドルケースは厚く、風防と裏蓋は薄く作られています。

文字板センターに時分秒針を配しており、デイト表示はないシンプル設計。

ハック機能がついており、リューズを引いた時には秒針が停止します。

プッシャーにはロックがついていないので、クロノグラフ機能を頻繁に使用するのに便利な仕様となっています。

ムーブメントは自社製自動巻きのCal.69355を搭載し、シースルーバックから美しい姿を眺めることができます。

ストラップはブラックアリゲーターを合わせており、バックルは両開きタイプです。

 

ケースサイズ:41mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:Cal.69355。駆動方式:自動巻き。パワーリザーブ:約46時間。30m防水。

ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371620

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371620

こちらは2022年に発表されたクロノグラフモデル。

ホワイトの文字板に、ブルーの積算計がスタイリッシュな印象となっています。

また文字板外周のレール部分が傾斜しているため、立体感と平面のメリハリがあります。

文字板12時位置には30分積算計、6時位置のインダイヤルには秒針を備えています。

ケース素材はステンレススティールを使用、ベゼルが非常に薄くケースギリギリまで文字板がセットされています。

ムーブメントは自社製自動巻きのCal.69355を搭載し、パワーリザーブは約46時間。

シースルーバックからコート・ド・ジュネーブ装飾を施された美しい姿を眺めることができます。

柔軟性と耐久性に優れたブルーのラバー・ストラップを採用し、快適な装着感となっています。

 

ケースサイズ:41mm。外装:ステンレススティール。ムーブメント:Cal.69355。駆動方式:自動巻き。パワーリザーブ:約46時間。30m防水。

ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358402

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出典:IWC|IWC ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358402

こちらは2024年のW&Wで発表されたオートマティックモデル。

初期の頃のスモールセコンド仕様のケースデザインをスリムにブラッシュアップしています。

文字板のカラーはシャフハウゼンの「午後間も無い時のスカイブルーを用いた」印象的なホライゾンブルー。

ケース素材には18Kホワイトゴールドを使用した贅沢な1本。

ムーブメントは自社製自動巻きのCal.82200を搭載し、シースルーバックからコート・ド・ジュネーブ装飾が施された美しい姿を眺めることができます。

サントーニ社製のライトブルーのカーフスキンを合わせており、全体の調和が取れています。

 

ケースサイズ:40.4mm。外装:18Kホワイトゴールド。ムーブメント:Cal.82200。駆動方式:自動巻き。パワーリザーブ約60時間。30m防水。

その他確認すべきポイント

IWC ポルトギーゼを選ぶ際に確認すべきポイントについて、現行モデルを軸にしてまとめてみました。

機能

3針、クロノグラフ 、デイト表示、パワーリザーブ表示、潮汐表示機能、アワー・カウンター

ミニッツ・カウンター、ムーンフェイズ、デイ & ナイトディスプレイ

永久カレンダー 、天文機器、コンスタントフォース ・トゥールビヨン

パーペチュアル・カレンダー、トゥールビヨン・ミステール、レトログラード日付表示

永久ムーンフェイズ表示、ミニッツ・リピーター、フライング・ミニッツ・トゥールビヨン

 

外装素材

ステンレススティール、ゴールド、18Kレッドゴールド、18Kホワイトゴールド

プラチナ、18K Armor ゴールド®

 

宝飾・文字板の種類

無反射コーティング、サンレイ仕上げ、シルバーメッキ、ロジウムメッキ

 

ストラップの種類

アリゲーター、ラバー・ストラップ、布製ストラップ、カーフスキン

ブレス(ステンレススティール)など

 

これらのポイントから、好みや自分に合うものを選びましょう。

IWC ポルトギーゼには、他にも旧モデルを含めると多くのバリエーションがあります。

「IWC ポルトギーゼの種類」でモデルごとに詳しい情報がありますので参考にしてみてください。

IWC ポルトギーゼを愛用する有名人や著名人

IWC ポルトギーゼの完成されたデザイン、使いやすさは機械式時計を愛する著名人の方からの評価も高いものとなっています。

中にはIWCの時計の素晴らしさを、度々メディアで語っている方もいます。

有名人や著名人が着用しているIWC ポルトギーゼについてご紹介します。

谷原章介さん

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼアニュアルカレンダーIW503502

俳優の谷原章介さんはTVドラマ「偽装不倫」に出演した際、ポルトギーゼアニュアルカレンダーIW503502をつけていました。

谷原さんは時計好きとしても知られていて、度々メディアでIWCの時計の素晴らしさを語っています。

最近ではIWC ポートフィノもお気に入りのようです。

こちらのモデルは、12時側の扇状の窓に、月・日付・曜日を表示しています。

ムーブメントは、ペラトン式自動巻き機構とツインバレル式を採用しているCal.52850を搭載しており、最大7日間のパワーリザーブを誇ります。

シースルーバックから美しいムーブメントを眺めることもできます。

高級感あふれるサンレイ仕上げのブルー文字板で、大人の魅力溢れる谷原さんにお似合いですね。

大野智さん

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出典:rasin|IWC ポルトギーギーゼ クロノグラフ IW371447

タレント・俳優・アーティストの大野智さんが、TVドラマ「世界一難しい恋」に出演した際につけていたのは、ポルトギーギーゼ クロノグラフ IW371447です。

こちらのモデルは、既に生産終了となっていますが根強い人気です。

艶のあるブラックの文字板に、積算計を配したスタイリッシュな1本。

ETA社製のムーブメントにカスタマイズを加えたムーブメントCal.79350を搭載し、パワーリザーブは44時間となっています。

ブラックのアリゲーターストラップを組み合わせており、高級感があります。

作中では経営者という役を演じていた大野さんにお似合いですね。

向井理さん

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ クロノグラフ IW371447

俳優の向井理さんがTVドラマ「きみが心に棲みついた」に出演された際、つけていたのは大野智さんと同じポルトギーゼ クロノグラフ  IW371447です。

シャープなイメージのこのモデルは、作中下着メーカーの優秀な役職者を演じていた向井さんにお似合いですね。

小泉孝太郎さん

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ オートマティック IW371404

俳優・タレントの小泉孝太郎さんが、TVドラマ「グッドワイフ」に出演されていた際につけていたのは、ポルトギーゼ・クロノグラフ オートマティック  IW371404です。

既に生産終了となっていますが、根強い人気のモデルです。

ブラック文字板にシルバーの積算計を備えた、逆パンダ仕様。

ブラックアリゲーターのストラップを組み合わせており、高級感があります。

スタイリッシュなカラーとデザインが人気で、中古市場でもすぐに売れてしまうモデルだそうです。

作中ではヒロインを助ける弁護士役を演じていた、格好良い小泉さんにお似合いですね。

鈴木亮平さん

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ・クロノグラフIW371482

俳優の鈴木亮平さんは2019年のバーゼルワールドSIHHに登場した際、ポルトギーゼ・クロノグラフIW371482を着用されていました。

鈴木さんがIWC好きということは有名で、同年に開催された東京国際映画祭では、ポルトギーゼ・オートマティック IW500704を着用していました。

ポルトギーゼ・クロノグラフIW371482は、鮮やかなレッドゴールドのケース、スレートグレー×ブラックの文字板の組み合わせがなんとも言えない高級感を漂わせるモデルです。

リーフ針、アップライトインデックスのデザインは初代モデルを踏襲し、クラシカルな雰囲気となっています。

ムーブメントは自動巻きのCal.79350を搭載し、パワーリザーブは44時間。

大人の色気を持つ鈴木さんにお似合いのシックなモデルですね。

江口洋介さん

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出典:rasin|IWC ポルトギーゼ クロノグラフ IW371601

俳優の江口洋介さんがTVドラマ「7人の秘書」で着用されていたのは、ポルトギーゼ クロノグラフ IW371601です。

こちらは 150周年記念2000本限定モデルです。

エナメルのような光沢のブルーラッカー文字板が目をひきます。

2カウンタークロノを搭載しており、ムーブメントは自社製のCal.69355を搭載。

シースルーバックからムーブメントを眺めることもできます。

エレガントな雰囲気で、お洒落な江口さんにお似合いですね。

高橋克典さん

俳優の高橋克典さんは、映画「後妻業」で、ポルトギーゼ・クロノグラフIW371480を着用されていました。

こちらのモデルはすでに生産終了となっていますが、定番として根強い人気です。

流麗なゴールドのリーフ針×シルバー文字板の端正なインデックスがクラシカルな印象です。

ムーブメントは自動巻きCal.79350を搭載しており、パワーリザーブは44時間。

レッドゴールドのケースが上品な高級感を漂わせています。

高橋さんのような大人の男性にこそお似合いのモデルとなっています。

まとめ

IWC ポルトギーゼは、時計好きが「いつか手に入れたい」と憧れを抱く名品です。

どんなシーンでも頼れる計算され尽くしたデザイン、手がかかった高級機でありながら価格は雲上ブランドよりも控えめであることなど、愛される理由はたくさんあります。

近年は複雑機構を搭載したモデルや、美しい文字板カラーなど種類が増えていますから、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。