ロレックスの人気モデル「デイトジャスト」。幅広く多くのファンに愛され続ける”高級時計のスタンダード”です。その文字盤のバリエーションは豊富であり、ベーシックカラーからシェルやダイヤモンドをあしらった高級感のある文字盤まで幅広く存在します。
さらに第1弾の「そもそもどんなデザインがあるの?ロレックスデイトジャストのバリエーション徹底解説!!」で、ご紹介した素材やブレスも含めると組み合わせは無限大です。
第2弾では人気のメンズデイトジャストを選ぶ際のポイントとして、着用シーンに合わせたおすすめのデイトジャストを「文字盤」に着目してご紹介します。ぜひ参考になさってください。
メンズ デイトジャスト シーン別に文字盤で選ぶなら?
ロレックスの中でも多くの文字盤が存在する「デイトジャスト」。どのようなシーンでどのような文字盤を選べばよいかわからないという方・のために、シーン別におすすめモデルをまとめてみました。
ビジネス・フォーマルにピッタリな文字盤
シンプルで落ち着いた色合いやデザインのモデルはビジネスやフォーマルなシーンにぴったりなのでおすすめです。
特に36mmサイズはシャツの収まりも比較的良いので特におすすめです。
■Ref.116234 シルバー/バー
スペック
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
落ち着いたシルバー文字盤×バーインデックス表記で、さまざまなシーンに合わせやすく視認性も高い1本です。「バーインデックス」とは数字を使わず、本来数字が配置される部分に一本線の棒マークを配置したインデックスです。
■Ref.126234 ブルー/バー
スペック
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
こちらは、鮮やかなブルーにホワイトバーが魅力の文字盤です。エレガントさを湛えつつ、どこかスタイリッシュな印象を与えます。視認性が高くシンプルなモデルです。
■Ref.116234 ブラック/ローマ
スペック
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
精悍なブラックに、上品な印象のローマ数字インデックスの組み合わせの文字盤です。「ローマ」は「II」「XII」などローマ数字を使ったインデックスで、クラシカルな印象を与えます。
■Ref.116234 グレー/ローマ
スペック
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
落ち着いたグレー色文字盤のシンプルかつエレガントなデザインです。シックなグレーカラーを基調としたデザインは幅広い世代に人気です。
いずれの文字盤も、モノトーンや落ち着いた色合い・かつシンプルなデザインです。モノトーンであれば、冠婚葬祭にも着けられますね。また、スッキリとした文字盤×インデックスなので視認性も高いモデルばかりです。
カジュアルに着けたい文字盤
今時、私服などカジュアルスタイルで仕事する人も少なくないでしょう。また、普段使いでデイトジャストを着けたいという人向けの文字盤を集めてみました。
■Ref.16014 ボイラーゲージ
スペック
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
現行では存在しないボイラーゲージ文字盤。アラビア文字のインデックスが非常に視認性がよく、ヴィンテージ感のある文字盤の色合いも非常に良いですよね。
■Ref.126200 オリーブグリーンパームモチーフ/バー
スペック
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
ヤシの木をモチーフとしたデザインは自然を表現した遊び心のあるデザイン。色の濃さを変えた2枚の葉で文字盤に奥行きを持たせています。ファッショナブルなデザインなのでリゾートなどのプライベートシーンにもマッチしそうですね。
■Ref.126200 フルーテッドモチーフ/バー
深いブルーが美しく、異なる2つの仕上げを施すことでフルーテッドベゼルのような煌めきが表現された特徴的なデザインです。波のように印象的な模様で目を引きます。
■Ref.126333 スレート(グレー)/グリーンローマ
スペック
素材:ステンレススティール×イエローゴールド
ケースサイズ:41mm
こちらの文字盤は、ロレックスのアンバサダーである、テニスプレーヤー「ロジャー・フェデラー」が、2017年ウィンブルドン優勝時に着用していたモデルで「ウィンブルドン」の愛称で親しまれている有名なデザインです。深みがあり渋く輝くスレートに、同じく深いグリーンのローマンインデックスが引き立つ印象的な文字盤です。
カジュアルシーンでおすすめしたい文字盤は、ポストヴィンテージモデルや、ファッショナブルなデザインなどこだわって着けることができるモデルです。人と違ったロレックスについて色々と話が盛り上がるのではないでしょうか。
デートに着けて行きたい文字盤
人気のステンレス×ゴールドのコンビモデルやミントグリーンなど、デートに着けて行きたくなるような「さり気なくセンスを見せることができる」文字盤を集めました。
■Ref.126200 ミントグリーン/バー
スペック
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
こちらは、新色の爽やかなミントグリーン文字盤の2022年発表のモデル。“ミントグリーン”はロレックスの中でも人気の爽やかなカラーです。
■Ref.116234 ブルー彫りコンピューター/ローマ
スペック
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
こちらはコンピューターグラフィックによって作成された文字盤で、通称「ホリコン」と呼ばれています。ロレックス独自の文字盤である”ホリコン”は、ロレックスのロゴがパターン化されて刻まれており、現行モデルでよく見かける装飾です。
■Ref.116234 ブラック/シルバー
スペック
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
ブラック・シルバーの二色でカラーリングされた文字盤。モノトーンを基調とし、さり気なくドレス系シリーズらしい雰囲気を漂わせるデザインです。
■Ref.16234 ピンク/ローマ
スペック
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
艶のあるピンクダイヤルがカジュアルさを抑え、高級感のある雰囲気を与える文字盤。小さめのローマ数字を配することで、お洒落な雰囲気も演出しています。
デートに着けていくなら女性に高評価の色が鮮やかな文字盤、素材はステンレスやホワイトゴールドなど、爽やかな印象を与えるものがおすすめです。
パーティーのお供にしたい文字盤
パーティーなどの“お呼ばれ”には、華やかなデザインの文字盤が心強いですね。ダイヤ入りや、ゴールドを使用した「一目置かれる」高級感のある文字盤を集めました。
■Ref.126331NG ホワイトシェル/10Pダイヤ
スペック
素材:ステンレススティール×エバーローズゴールド
ケースサイズ:41mm
見る角度により、その表情を変える美しいホワイトシェル文字盤。インデックスに10Pダイヤをあしらうことで2種類の輝きが共演するエレガントなモデルです。
■Ref.126331G チョコレートブラウン/10Pダイヤ
スペック
素材:ステンレススティール×エバーローズゴールド
ケースサイズ:41mm
チョコレートブラウンの文字盤に10ポイントのダイヤモンドインデックスがあしらわれたデザイン。カラーリングで大人の落ち着きと色香を感じさせつつ、ラグジュアリーに輝く文字盤です。
■Ref.126233 オリーブグリーン/VI・IXダイヤ
スペック
素材:ステンレススティール×イエローゴールド
ケースサイズ:36mm
オリーブグリーンの文字盤に9時位置の「IX」、6時位置の「VI」にダイヤをあしらったインデックスが印象的です。艶のあるオリーブグリーンとイエローゴールドのインデックスのコントラストも美しいモデルです。
■Ref.126284RBR オーベルジーヌ/VI・IXダイヤ
フランス語で茄子を意味する「オーベルジーヌ」。文字盤は深い紫色が美しく、ホワイトゴールド製ローマインデックスの、「IX」「VI」にあしらわれたダイヤとの組み合わせがラグジュアリーな1本です。
パーティなどの席ではラグジュアリーなシェルやダイヤをあしらった文字盤であれば、その場がより一層華やかになるのでおすすめです。
ちょっと変わった文字盤
デイトジャストの文字盤は他にも色々な種類があります。最後の項は特に人気が高いデザイン・素材など、ちょっと珍しい文字盤をご紹介します。着けているだけで周りの注目を集めること間違いないでしょう。
■Ref.116233NG ブラックシェル
スペック
素材:ステンレススティール×イエローゴールド
ケースサイズ:36mm
文字盤の中心から外側に向かって、微細なラインや模様が放射状に広がる特徴的なデザイン。“シェル”は一つ一つ表情が違って光の当たり方によって美しい輝きを放ち、時計に豪華で上品な雰囲気を与えます。艶やかで高級感もあり、大人の色気を感じさせる質感が素敵ですね。
■Ref.16203G ブルーグラデーション
スペック
素材:ステンレススティール×イエローゴールド
ケースサイズ:36mm
文字盤の色がブルーであり、中心から外側に向かって徐々に色が薄くなっているグラデーションのデザイン。文字盤が光の当たり方によって奥行きを持ち、輝きを放つ美しい印象を与えます。
他の文字盤とは異なる、個性的で洗練されたスタイルを演出します。まるで深海を想わせるような美しく魅惑的なモデルです。
■Ref. 116261 ターノグラフ/ブラック
スペック
素材:ステンレススティール×ピンクゴールド
ケースサイズ:36mm
2004年に登場した「ターノグラフ 116261 」。こちらのデザインはスポーツモデルの原点とも言われています。ベゼルが回転して“0”に戻ることから「ターン0(オー)」がモデル名の由来となっています。
ダイヤル6時位置には『TURN-O-GRAPH』と赤くモデル名が表記され、秒針には赤が差し色として効果的に使われています。黒×赤×ゴールドの絶妙なバランスが目を引く文字盤となっています。
ご紹介した以外にもデイトジャストには多くの魅力的な文字盤があります。「シンプルなものを仕事で着用したい」「ドレッシーのものを着けて外出したい」など、ご自分のライフスタイルをイメージしてお好みに合ったものを見つけてください。
最後に
どんなシーンにも対応できるバリエーションの豊富さはさすがデイトジャスト。文字盤や素材だけでも数多くのモデルが存在し、新作からヴィンテージまで幅広いモデルがありますので、着用シーンを想定をしながら選べるのも魅力の一つですね。
「どれを選んだら良いのか」と悩まれる方も多いかと思いますが、組み合わせが豊富なので実際に店頭で比較検討しながら自分の好みのモデルを選んでみてください。素材や、サイズ・価格帯など、自分に合っていると思ったものを購入するのがベストだと思います。
価格について気になった方は「ロレックスデイトジャストの価格帯別徹底ガイド!(ヴィンテージからハイクラス)」の記事もありますのでよろしければご覧になってみてください。1本とは言わず、気に入ったものを何本かコレクションしたくなる魅力的なロレックスですね。次回の第3弾ではデイトジャストの「ヴィンテージ」についてもご紹介しますので気になる方はぜひご覧ください!
この記事を監修してくれた時計博士
Endo Youkoh
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC 上級ウォッチコーディネーター取得
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 銀座本店 販売スタッフ
1984年生まれ 神奈川県出身 時計業界2017年より
デザイン系の短大を卒業後、23歳で大手セレクトショップに入社。 主にレディースの服飾雑貨の責任者として、店頭接客・MD・VMD業務に携わる。入社10年目を機に更なるステップアップを目指し、高級時計店への転職を決意。2017年にGINZA RASIN入社。
人と話すのが好きで、スーパーポジティブな私は、現在お気に入りのIWC メカニカルフリーガークロノと共に店舗にて販売業務に従事。アパレル業界での経験を生かし、多角的な視点で記事監修を行っている。