オメガが時計ファンに愛される理由は?歴史から紐解く魅力や定番モデルを徹底解説
オメガは日本人にとって大変馴染み深い存在です。
オメガの知名度は日本に限らず、世界的にも有名で人気の高いブランドです。
なぜオメガは世界、そして日本の時計ファンに愛され続けるのか、オメガがたどってきた歴史から秘密を紐解いてみました。
オメガの歴史と変遷
オメガの創業は1848年、誕生の地であるラ・ショー=ド=フォンから1880年にスイスのベルン州ビール / ビエンヌに移転し、本社は今も同じ場所にあります。
現在オメガは時計業界の三大コングロマリットのひとつ、スウォッチの傘下にあります。
代表はレイナルド・アッシェリマン氏です。
アッシェリマン氏はオメガにセールス&マーケティングプロジェクトマネージャーとして入社しましたが、代々時計師を輩出している家に生まれた人物です。
オメガの誕生
オメガが誕生したのは1848年、日本では幕末、世界ではイギリスの産業革命が成し遂げられた時代です。
食品から衣類、日用品まで様々なものが工場で大量生産されるようになり、非常に希少で高価だった機械仕掛けの製品も、少しずつ民間へ出回るようになりました。
しかし、時計業界の中心スイスでは、手工業の完全分業制が定着しており、腕時計の工場生産化は進みませんでした。
オメガを創業したのはフランス第二共和政期の社会主義者の政治家、歴史家でもある「ルイ・ブラン」という人物です。
出典:WKIMEDIA COMMONS|ルイ・ブラン(Louis Blanc)
彼は23歳でスイスのラ・ショー=ド=フォン(スイスの都市)に懐中時計の組み立て工房を開きました。
出典:WKIMEDIA COMMONS|ラ・ショー・ド・フォン
ラ・ショー=ド=フォンは、時計産業が盛んなスイスの中心的な都市で、「ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」の名でユネスコ世界遺産に登録されています。
オメガはルイ・ブランから彼の息子たちへと継承されました。
彼らも優れた時計師であり、機能性・デザイン性の高い傑作を次々に生み出します。
特筆に値するのは、創業から早い時期にオートメーション化を導入した点です。
早い段階で工場のインフラ整備などに着手し、創業からたった50年で、オメガはスイスで最大規模の生産量を誇る、大ブランドに成長したのです。
ムーブメントの19ラインキャリバーが「オメガ(Ω)」の由来となる
ミニッツリピーターなどの複雑機構も手掛けながら、ルイ・ブランの息子たちは量産型キャリバーの生産にも着手、成功をおさめます。
そして誕生したのが、1894年製造のムーブメント「19ラインキャリバー」でした。
出典:オメガ公式HP|19ラインオメガキャリバー
19の製造工程で組み立てられるムーブメントで、どの部品も簡易に取り換えがきくメンテナンス面での利便性も兼ね備えています。
19ラインキャリバーは、完成度の高さゆえ「究極」を意味するギリシア文字最後の文字をあて、「オメガ(Ω)」と名づけられました。
キャリバー名がブランド名に採用されるほどに優れていたので、オメガこと19ラインキャリバーは、ブランドを大きく躍進させるムーブメントの一つとなりました。
19ラインキャリバー誕生から数年後の1889年には、オメガは年間で約10万個もの時計を生産できるようになります。
19世紀末、オメガは名実ともにスイスを代表する一大メゾンへと成長を遂げたのです。
オメガとオリンピックの深い関係
オメガは早期に大量生産に成功したことで流通量が増加、これにより世界各国に販路を広げることができ、知名度もどんどん高まりました。
特に知名度を飛躍的に高めたきっかけは、オリンピックの公式タイムキーパー採用です。
1932年に開催されたロサンゼルスオリンピックで、オメガは公式タイムキーパーに選ばれました。全競技でタイムキーパーを務めた初の時計ブランドとして名を馳せることになります。
以降、オメガはオリンピックに欠かせないパートナーとなり、「計測」という領域で様々な貢献をしてきました。
現在では当たり前になっている競泳のゴールタッチパッドも、1967年にオメガが開発したものです。
また、1,000分の1秒を計測できるオメガのタイマーは、人類が多くの壁を乗り越える瞬間を何度も捉えてきました。
1932年のロスオリンピック以来、オメガはオリンピックの32大会、そして東京オリンピック2020でも公式タイムキーパーを務めています。
今後も、オリンピックとオメガとのパートナーシップ100年目の記念の年である2032年、ブリスベンで開催予定のオリンピックまで、公式タイムキーパーを務めることがすでに決定しています。
オメガの地位を確立させた映画「007」
イギリスの秘密情報部(MI6)に所属するエージェント、ジェームズ・ボンドが活躍する映画『007』シリーズは、日本でも多くのファンを魅了していますね。
ジェームズ・ボンドが映画のなかで愛用している腕時計は、オメガのシーマスターです。
1995年に公開された『007 ゴールデン・アイ』でボンドがシーマスターを着用してから、シーマスターを中心に使用されています。
『007 ゴールデン・アイ』で主人公を演じたピアース・ブロスナンが、当時オメガのアンバサダーを務めていたという、大人の事情もそこにはありました。
現在ではファンにも良く知られ、ボンドウォッチと呼ばれて親しまれています。
また、映画の公開に合わせてリリースされるコラボウォッチも人気です。
スマートでクール、情熱を秘めながらも冷静沈着な『007』は、まさに理想の存在。
ジェームス・ボンドが身につけることで、オメガには「仕事ができてカッコいい、超一流が選ぶ時計」というイメージが定着したといえます。
ちなみに、日本では1967年放送の『ウルトラセブン』、1971年放送の『帰ってきたウルトラマン』で、ウルトラ警備隊やMAT隊員たちが、装備品としてオメガの腕時計を身につけています。
2018年になって、オメガはウルトラマンエディションのスピードマスターをリリース、オメガとウルトラマンの絆をうかがわせるエピソードです。
オメガの特徴と魅力
オメガはなぜ世界中の時計ファンに長年愛され続けているのか、オメガの特徴や魅力について詳しく見ていきます。
誰もが知るブランドであること
オメガは、高級腕時計の代名詞であるロレックスと並ぶほど、高い知名度を持っています。
時計業界のプロや腕時計に詳しい愛好家、あまり時計に興味のない一般の方にまで、その名が轟いています。
知名度・ステータス性が高いブランドでありながら、価格は手頃なものも多く、人生初の高級時計として選ぶ方は少なくありません。
特に30代男性を中心に支持され、ファッションアイテムとしての地位も確立しています。
知名度・ステータス性の高い腕時計を選ぶことには、大きなメリットがあります。
まず、ステータスシンボルとして、あなたの地位や信頼を証明します。
また、誰もが知っているブランドのため、営業や社交の場で話題のきっかけになりやすいですね。
スポーティでスマートなデザインは、オンオフを問わず使えてコストパフォーマンスも上々です。
若い世代の方が初めて高級腕時計を購入するにあたり、選ぶ失敗の少ない腕時計といえるでしょう。
優れた機能性と耐久性
オメガの精度の高さは、オリンピックの公式タイムキーパーを100年にわたり務めることでも証明されています。
実際に、1,000分の1を計測できる時計は多くなく、オメガがいかに優れた精度かがわかります。
また、アメリカと旧ソ連の冷戦時代、両国間で宇宙開発競争が過熱していました。
アメリカでは宇宙飛行に耐えうる腕時計を探しており、いくつかのブランドのクロノグラフが試験を受けました。
宇宙という過酷な環境であっても正確に時を刻むことを必要とされるため、耐久性のテストはとても厳しくおこなわれましたが、オメガだけが試験にパスし宇宙への切符を得たのです。
耐磁性も最高クラスのオメガ
オメガは頑丈なだけではなく、耐磁性にも非常に優れています。
オメガでもトップの人気を誇るコーアクシャル脱進機を備えた、コーアクシャルムーブメントの耐磁性は、1,000ガウス。
上位機種のマスターコーアクシャルは15,000ガウスの耐磁性を誇ります。
スイス連邦計量・認定局(METAS)認定の最高水準レベルの耐磁性で、各ブランドの耐磁性に特化した腕時計と比較しても最高クラスです。
出典:WKIMEDIA COMMONS|スイス連邦計量・認定局(METAS)
スイス連邦計量・認定局(METAS)のマスタークロノメーター認定は、特に耐磁性を重視した8つの基準を設けていますが、オメガでは認定を受けたムーブメントをリリースしています。
現代はインターネットの急速な発展と機器の開発競争が激化し、また電子レンジやIH調理器具などの普及で、身の回りには磁気を発するものが数多く存在します。
現代社会における腕時計最大の敵は、あらゆる場所に満ちる磁気かもしれません。
磁気帯びによる不具合は、時計店に持ち込んで磁気抜きをしてもらう必要があります。
しかし、オメガのコーアクシャルムーブメント・マスターコーアクシャルは、そもそも磁気に大変強く、現代社会に適合する優れたムーブメントと言えます。
特に強い電磁波を発する機材や医療機器にさらされる、技術者や医師にとって、マスターコーアクシャルは非常に頼れる相棒として親しまれています。
抜群のコストパフォーマンス
オメガの魅力のひとつは、高級時計ブランドでありながらコストパフォーマンスが抜群に高い点です。
オメガを代表する脱進機(エスケープメント)、コーアクシャルは、天才時計師ジョージ・ダニエルズ博士によって1978年に発明されました。
「コーアクシャル(co-Axial)」とは「同軸」という意味を持ち、テンプの蹴り上げ角度を10度以上減少させることに成功した、驚くべき脱進機です。
テンプの蹴り上げ角度の減少は、時計業界で長らく挑戦されつつ、200年以上成し遂げられなかった大発明でした。
エネルギーロスを軽減させ、姿勢差・衝撃に強く、メインテナンスを減らせる素晴らしい脱進機でしたが、技術が高度すぎるゆえに、ほとんどのブランドが受け入れませんでした。
そんな中、コーアクシャルムーブメントの真価を正確に読み解き、受け入れたブランドがオメガだったのです。
オメガはジョージ・ダニエルズ博士の発明を20年かけて製品化することに成功、1999年に工場生産化・実用化へこぎつけました。
オメガは創業当初から、工場内で完結する完全分業制を導入、インフラ整備を行うことで、たった50年で大規模工場生産に成功したブランドです。
コーアクシャルムーブメントの工場生産にも成功し、高級ブランドとしての品質とステータスを保ちながら、大量生産にも成功しました。
その結果、高級ブランドとして相応しい優れた品質の腕時計を、他のブランドでは実現できないリーズナブルな価格で提供できるようになったのです。
オメガのコストパフォーマンスの高さは、創業者より受け継がれてきた鋭い先見性と、優れた技術者を大切にする土壌から生み出されているといえるでしょう。
オメガを代表するコレクション
それでは、オメガを代表するコレクションについてご紹介します。
魅力的なモデルの数々を、詳しく解説していきます。
月に到達した伝説をもつ「スピードマスター」
スピードマスターは、メゾンの最高傑作とされるフラッグシップモデルです。
特にスピードマスタープロフェッショナルは耐久性・精度・素材・デザイン・ステータスなど、すべてにおいて特上のタイムピースです。
また、スピードマスターには「ムーンウォッチ」という異名がついています。
スピードマスタープロフェッショナルは、1957年に誕生しました。
厳しい選定試験をクリアし、精度の高さと堅牢さを評価されて1965年にアメリカ航空宇宙局(NASA)の公式腕時計として選ばれました。
1965年以降は公式ウォッチとして支給されるようになり、すべての宇宙飛行士がオメガと行動をともにします。
1969年、アポロ11号が月面着陸を成功させ、初めて人類が月に降り立った瞬間も、オメガのスピードマスターはともにあったのです。
さらに、1975年7月に旧ソ連の「ソユーズ」とアメリカの「アポロ」がドッキングテストに成功した際、米ソ両国のクルーが腕に巻いていたのは、オメガのスピードマスターでした。
その後、1989年にはロシアが宇宙飛行士の公式時計にスピードマスターを採用、オメガは宇宙において誰もが認める公式時計となりました。
スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ 42MM 310.30.42.50.01.001
通称「ムーンウォッチ」。
かつて月へと旅した選ばれし名機を、現代的解釈で蘇らせ、最高のマスターコーアクシャルムーブメントを搭載させました。
スピードマスターは、シーマスターと並び、スポーティに開発された耐久性と精度を誇るシリーズです。
ケースバックがシースルーバックではないものには、シーマスターシリーズの象徴であるシーホースが刻印された、メダリオンが装備されています。
三眼でもすっきり洗練されたフェイスは、オメガ特有の優美さで、ヴィンテージ感のあるデザインです。
優れた実用性を誇る「シーマスター」
シーマスターは1948年、オメガ誕生よりちょうど100年目にリリースされたダイバーウォッチです。
もともと第二次世界大戦中に、イギリス軍の要請で開発したマリーンというダイバーウォッチを市販用に開発したものでした。
1957年にスピードマスター(ムーンウォッチ)、レイルマスターとともに刷新され、本格的ダイバーウォッチ「シーマスター300」として再登場します。
マスター3兄弟のなかで、シーマスターは特に防水機能と耐久性に特化し、本格的ダイバーズとして世界中の冒険者に愛されてきました。
今でもマスターと名の付くシリーズに、シーホースのメダリオンが刻印されているのは、シーマスターへの敬意の現れといえます。
ちなみに、レイルマスターは機関車で働く人々やエンジニアのために、耐磁性に優れたシリーズとしてリリースされました。
その後、シーマスターアクアテラの派生モデルとして、今に息づいています。
シーマスターは、2017年に誕生60周年を記念したリバイバルモデルがローンチされ、世界中で人気をさらいます。
シーマスター ダイバー 300M コーアクシャル マスター クロノメーター 42MM 210.30.42.20.01.001
シーマスターダイバー300Mに、マスターコーアクシャルを搭載した名機です。
名前が示す300メートル防水機能と、高耐磁性能、堅牢度を有します。
ブルーのグラデーションラインが波のような文字盤や、美しいグリーンとブルーに光るスーパーミノルバが、ラグジュアリースポーツウォッチならではの意匠です。
正しく時を刻む時計「コンステレーション」
コンステレーションは、1952年にリリースされたオメガ初の自動巻き腕時計です。
全製品がクロノメーター規格をクリアしていることから、世界一正確な時計と呼ばれました。
クロノメーター規格 スイス公認クロノメーター検定協会、通称COSCが制定するムーブメントの精度規格で、世界的権威をもつ。 5つの姿勢差と3つの温度差の条件下で、実際の使用を想定した15日間にも渡る精度調査が行われる。 |
また、時計の精度を競う世界最高峰の大会「天文台コンクール」で、数々の優秀な成績を収めました。
コンステレーションとは「星座」を意味し、オメガが高精度の高級時計として開発したシリーズです。
実際にコンステレーションには星の意匠が使用され、裏蓋には天文台と星が刻印されています。
精度の高い観測が可能な天文台と、星の正確なめぐりは、時計業界において天文台コンクール、つまり「高精度」の象徴です。
そのため、コンステレーションは星や天文台と深く関係し、世界最高峰の精度も持ち合わせているのです。
Cラインと呼ばれるシリーズは、天才時計デザイナーのジェラルド・ジェンタが手がけた代表作で、ヴィンテージウォッチとして高く評価されています。
現在のコンステレーションの特徴は、ケースにある爪で、正確性とエレガントなドレスウォッチとして君臨しています。
コンステレーション 38MM クロノメーター 123.20.38.21.02.001(生産終了モデル)
出典:オメガ公式HP|CONSTELLATION38 MM, スティール ‑ レッドゴールド スティール ‑ レッドゴールド
一目でコンステレーションとわかるデザイン、ケースの爪、星の意匠と、コンステレーションファンが愛するモデルです。
クロノメーターを名に冠する、誇り高き「世界最高峰の精度」を持ち、裏蓋はシースルーバックになっています。
天文台のメダリオンは見られませんが、オメガ独特のらせん状になった美しいムーブメントを見ることができる一品です。
大人の男性のドレスウォッチ「デ・ヴィル」
オメガには、大人の男性を魅了するドレスウォッチ、デ・ヴィルがあります。
耳で聞くと「デビル」ですが、実は英語のdevilではなく、フランス語のデ・ヴィル(de ville)。
街角を指し、そこから都会的・クールという意味も派生する言葉です。
デ・ヴィルはシーマスターから派生したモデルのひとつです。
シーマスターから生まれたモデルの多くは、ラグジュアリースポーツウォッチへと進化しました。
そのなかで、薄型ケースとシンプルなフェイスを磨きぬき、エレガントなドレスウォッチへと進化したモデルがデ・ヴィルです。
デ・ヴィル 424.10.37.20.03.002
デ・ヴィル プレステージコレクションからのご紹介です。
シンプルさを追求しながら、クラシカルかつエレガントなデザインで、オフィスでもパーティーでも華やぎを添えてくれます。
サンブラッシュ仕上げのダイアルは、オメガでよく使用されるネイビーブルーではなく、グレーが入ったスモーキーなブルーです。
ジーンズのような色合いに、ポリッシュ仕上げ&カボションアワーマーカーの組み合わせが、他にはない雰囲気を生み出しています。唯一無二の組み合わせが、あなたを輝かせる一本です。
知名度・機能性・コスパの三拍子そろったオメガは間違いない選択肢
オメガは世界的知名度を誇る高級腕時計ブランドです。
ロレックスと並ぶ知名度を持ちながら、コストパフォーマンスの良い時計が多く、性能もメインテナンスのランニングコストも文句のつけどころがありません。
世界中の時計愛好家に愛される実力派メゾンですが、新品で100万円以下のコレクションも多数あり、高級腕時計デビューにおすすめです。
ビジネス・オフィシャル・オフと、どんなシーンでも使えるタイムレスでオールマイティなデザインも多く、きっとあなたを長年支えるパートナーになってくれますよ。
この記事を監修してくれた時計博士
Onoda Koichi
一級時計修理技能士取得
高級時計専門店GINZA RASIN 本社 ロジスティック部 商品管理課 主任
1982年生まれ 神奈川県出身 時計業界2005年より
大学卒業後、時計の販売や修理受付を経験した後、修理専門学校に入学。メンテナンスの基本知識を学ぶ。2009年に専門学校卒業後、時計専門の修理会社や国内メーカー、正規輸入代理店で腕を磨き12年以上の時計修理実務経験を経た後、2023年3月より商品管理業務に従事。
なお、国内メーカー在籍時、時計技能競技全国大会に出場した経歴を持つ。