高級腕時計デビューを考えるにあたり、オメガとチューダーのどちらを選ぶか迷う方は少なくありません。
初めて高級腕時計を購入する方に、プロがおすすめするブランドの代表格は、人気実力ともに高いオメガとチューダーです。
日本で圧倒的知名度を持つオメガと、ロレックスとの関係性が深いチューダーは、いずれも素晴らしい腕時計をリリースし、世界的にも注目度の高いブランドです。
でも、最終的にどちらを選ぶかはあなた次第。
この記事では、人生初の1本に選ぶなら、オメガとチューダーどちらが良いか、選ぶポイントについてご紹介します。
比較する時のポイントは?
オメガとチューダーを比較するにあたり、どんな点に注目すれば良いのか解説します。
知名度(ブランド力)
知名度は、腕時計ブランドを選ぶうえで重要なポイントです。
ブランドの知名度が高いほど、時計について詳しくない方にも「良い時計をしている」とわかりますね。
知名度が高いブランドの時計は初対面の相手と話題にしやすく、親近感も持たれやすくなります。
知名度の高さは、信頼性や顧客を増やし繋ぎとめる「ブランド力」にも結びつきます。
また、腕時計ブランドには、「一般的な知名度」と「時計業界での知名度」、2種類の知名度があります。
一般的な知名度は、腕時計が好きな方ではなくても、多くの方が知っている度合です。
例えば、ロレックスやカルティエは、腕時計ファン以外でも知っている方が多いブランドですね。
一方、時計業界の知名度は、時計好きな方や時計業界では誰もが知っていても、一般的にはほぼ知られていないケースもあります。
つまり、腕時計ブランドを選ぶ際には「時計業界での知名度」が高いブランドか、「一般的な知名度」も高いブランドか、という選択肢もあるのです。
ステータス性
ステータス性は、持っていること、身につけていることで、人物の社会的地位や身分を証明できる度合です。
数百万、数千万円という高額の腕時計になれば、高級品を身につけられる財力をアピールできます。
また、ハイブランドの歴史やモデルの価値などに知識があり、技術力や美術的価値も理解する教養人であることも示せます。
実際に、高級時計を好んで身につける経営者やセレブリティは多く存在します。
ステータス性は知名度やブランド力があるほど高まるため、密接な関係にあります。
価格
価格は、初めて高級腕時計を購入する「高級時計デビュー」において、重視される傾向にあるポイントです。
購入する方がまだ若く、腕時計にあまり予算をつぎ込めない場合は、価格帯がブランド選びを大きく左右します。
腕時計は、価格帯でも分類されます。
一般的に、1本20万円以上の腕時計が高級腕時計に分類されます。
高級腕時計は、さらに3つのモデルに分かれ、もっとも高級なハイエンドモデルには天井がありません。
エントリーモデル | おおむね30万円以下 |
ミドルクラスモデル | おおむね100万円未満 |
ハイエンドモデル | おおむね100万円以上 |
ハイエンドモデルを製造する有名な人気ブランドには、信頼と実績があります。
そのため、品質・機能性ともに優れた腕時計が、エントリーモデルにも揃っていることがほとんどです。
並行輸入品
並行輸入品は、ブランドの直営店や正規代理店を通した輸入ルートではなく、個人輸入などを通じて売買されるものです。
海外の直営店や正規代理店で購入し、輸入しているため、違法なルートや偽物ではありません。
並行輸入品は正規輸入品よりも安い価格で売買されるものが多く、定価よりリーズナブルな価格で手に入れられます。
メンテナンス体制
出典:https://www.omegawatches.jp/
メンテナンス体制が充実しているブランドかどうかも、ブランド選びでチェックしておきたいポイントです。
腕時計は精密機器で、定期的な磁気抜きやオーバーホールなど、メンテナンスが必要です。
ブランドによってメンテナンス体制は異なり、保証期間やメンテナンス料金に幅があります。
クォーツ式腕時計を購入するか、機械式(ぜんまいで動く)腕時計を購入するかによってもメンテナンスの費用や頻度が異なります。
現在は、各社オーバーホールがしやすい部品や、長期間オーバーホールを必要としないムーブメントが開発されており、選ぶモデルによっても維持費に違いが出るでしょう。
また、正規のオーバーホールに出すか、一般の時計店に依頼するかでも、費用は大きく違います。
資産価値
近年は、腕時計を資産・投資アイテムとして所有する方も増えてきました。
いずれ売却して新しい時計を購入したい、という方も多いですね。
一生手放すことなく大切に使いたい、という場合も、子孫に残すヘリテージとして資産価値は高い方が望ましいでしょう。
どのブランドにするか、どんな時計がいいか目星がつかず悩んでいる場合は、資産価値も選択ポイントのひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
オメガの特徴は?
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オメガは、日本人にとってロレックスと並んで知名度の高い高級腕時計ブランドです。
また、世界的にも知名度が高く、人気のあるブランドで、初めての1本に選ぶなら間違いない選択肢のひとつです。
オメガは、時計業界のコングロマリット・スウォッチグループに属し、なかでも圧倒的な知名度・人気を誇ります。
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創業は1848年6月、23歳だったルイ・ブランがスイスのラ・ショー=ド=フォンに開いた懐中時計の組み立て工房が始まりでした。
ちなみに、スイスのラ・ショー=ド=フォンは時計産業の中心都市で、「ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」の名でユネスコ世界遺産に登録されています。
創業から早い段階で、当時手作業が中心だった時計製造にオートメーション化を導入、たった50年でスイス最大規模の時計ブランドに成長しました。
オメガという名は、1894年に製作したムーブメント「オメガ」にちなんでいます。
「Ω」(オメガ)は、ギリシャ文字の最後の字で「究極の」という意味が込められています。
知名度が高い
オメガは、ロレックスと並ぶほどの知名度を持つブランドです。
一般的知名度だけでなく、時計業界のプロや、腕時計に精通するファンからも高い評価を得ています。
数あるスイスの腕時計ブランドのなかでも、オメガは特別な存在です。
■オリンピックの公式タイムキーパー
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オメガは1932年のロサンゼルスオリンピックで、公式タイムキーパーに選ばれました。
以降、オメガはオリンピックの32大会で、公式タイムキーパーを務めています。
東京オリンピック2020でも、公式タイムキーパーはオメガでした。
さらに、オリンピックとのパートナーシップ100年目となる2032年、ブリスベンで開催予定のオリンピックまで、公式タイムキーパーを務めることが決定しています。
■アポロ計画と月面着陸
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1969年は、アポロ11号が月面着陸を成功させ、初めて人類が月に降り立った歴史的な年となりました。
このとき、宇宙に帯同した時計こそ、オメガのスピードマスターでした。
1957年に誕生したスピードマスタープロフェッショナルは、精度と堅牢さから1965年にアメリカ航空宇宙局(NASA)の公式腕時計として選ばれました。
選定にあたり、数種類のクロノグラフウォッチを疑似宇宙空間で過酷な環境下に置いた結果、唯一クリアした時計がオメガのスピードマスターだったのです。
オリンピック、月面着陸と、人類が大きな一歩を踏み出すとき、傍に寄り添ってきた時計はオメガでした。
■世界一有名なスパイの愛機
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イギリスの秘密情報部(MI6)に所属するエージェント、ジェームズ・ボンドが主人公として活躍する小説『007』シリーズは、大ヒット映画で知っている方も多い名作です。
有能かつ魅惑的なスパイ、ジェームズ・ボンドが作中で愛用している腕時計も、実はオメガのシーマスターです。
耐磁性能と耐久性
オメガの腕時計の魅力は、抜群の機能性です。
精度の高さは、オリンピックの公式タイムキーパーを100年間務めることからも明らかですね。また、アメリカが冷戦当時、国の威信をかけた宇宙開発で公式腕時計として採用したことから、過酷な環境にも耐え抜く耐久性への信頼がうかがえます。
特筆すべきは、耐磁性能の高さです。
オメガのコーアクシャルムーブメントは1,000ガウスの耐磁性を持っていますが、その上位機種にあたるマスターコーアクシャルは、なんと15,000ガウスです。
この数値はスイス連邦計量・認定局(METAS)認定の最高水準で、現行の各社腕時計のなかでも最高レベルです。
腕時計は磁気帯びに弱く、時間が速まったり遅れたりする原因になります。
しかし、現代社会はスマートフォンやパソコン、タブレットなど電磁波を発する機器であふれかえっています。
高度な耐磁性能は、今の社会を強く生き抜くために不可欠なスペックです。
人気モデル3選
オメガの人気モデルを3選ピックアップし、ご紹介します。
■シーマスター ダイバー300M 234.30.41.21.01.001
出典:https://www.omegawatches.jp/
1948年にリリースされたシーマスターは、1957年に刷新され、シーマスター300が誕生しました。
2017年には60周年を記念してリバイバルモデルが登場、爆発的な人気を博します。
初代に寄せたレトロなカラーリングのスーパールミノヴァや、特徴的なインデックスの書体、ロリポップ針、サンドウィッチ文字盤など、ヴィンテージ感たっぷりのデザインが特徴です。
しかし、最大の特徴は、ムーブメントがマスターコーアクシャルに進化した点です。
その名の通り300メートル防水機能と、高耐磁性能をあわせもつ、堅牢で長く愛用できる1本です。
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驚愕の高機能性をもちながらシースルーバック仕様で、ケースサイズは41mmと少し大きめです。
定価は1,089,000円ですが、並行輸入品であれば70万円台前半~、中古なら60万円台で入手可能です。
■スピードマスター プロフェッショナル 310.30.42.50.01.001
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別名「ムーンウォッチ」。
かつて月へと帯同した、伝説のクロノグラフシリーズを現在に蘇らせ、マスターコーアクシャルムーブメントを搭載させた1本です。
もともとモータースポーツ向けに開発されたため高い耐久性をもち、宇宙空間でも発揮される精度の高さも魅力です。
ケースバックにはシリーズを象徴するシーホースが刻印されています。
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三針ながらごちゃつきのない洗練されたフェイスの文字盤など、ヴィンテージ感あふれるデザインです。
ケースサイズはちょっと大きめの42mmで、視認性も抜群です。
定価は1,078,000で、人気があるため新品並行相場も80万円程度~と少し高めです。
■デビル 431.13.41.21.02.001
出典:https://www.omegawatches.jp/
デビルは英語のdevilではなく、フランス語のデ・ヴィル(de ville)に由来し、街角や、都会的・クールという意味です。
もともとシーマスターから派生したモデルですが、薄型の正統派ドレスウォッチへと進化し、スマートなフォルムでファンを魅了しています。
特に上品なデザインが光るモデルで、アプライドのローマンインデックスと印象的なブルースチール秒針が、シルバーのシンプルな文字盤に映えます。
シースルーバックから見えるムーブメントには、オメガ特有の螺旋を描くコート・ド・ジュネーブ装飾が施され、精緻な動きも観察できます。
生産終了モデルで、並行店価格は30万円台~とかなりお得です。
チューダーの特徴は?
出典:https://www.tudorwatch.com/
チューダーは、1926年に誕生したブランドです。
創業者はロレックスの生みの親でもある、ハンス・ウィルスドルフ。
ロレックスの子会社として誕生しました。
日本では以前「チュードル」と呼ばれており、知名度もあまり高くありませんでした。
しかし、近年劇的に知名度を上げ、人気も上昇しています。
ロレックスの人気モデルとよく似たデザインをはじめ、カジュアルでスポーティー、ファッショナブルなラインナップが若い層の時計ファンから支持されています。
ロレックスとの関係性
出典:https://images.rolex.org/
ロレックス創業者は、チューダーをロレックスのディフュージョンブランドとして1926年に立ち上げました。
ディフュージョンブランドとは、ブランドの普及を促進するために作られる、廉価版のブランドを指します。
創業当初、イギリスに本拠地を構えていたロレックスは、品質は優れていましたが知名度が低く、高価なため今日ほどの人気はありませんでした。
そこで、イギリスにおけるロレックスの知名度アップや顧客獲得のために、廉価ブランドのチューダーを立ち上げたのです。
チューダーの名は、イギリス人に馴染み深いイギリス王家・チューダー家から名づけられました。
また、当時のエンブレムはチューダーローズと呼ばれる赤と白の薔薇で、これもチューダー家にちなんでいます。
チューダーローズは、イギリス(イングランド)の国花でもあります。
現在は盾のマークに変更されていますが、リューズなどに薔薇の紋章が残されています。
出典:https://www.tudorwatch.com/
イギリス人に馴染み深いブランド名とエンブレム、ロレックスの高品質な部品や製造技術、そして手頃な価格設定で、チューダーはどんどん人気ブランドに成長していきました。
さらに、ロレックスとチューダーは時計のメッカであるスイスに拠点を移して規模を拡大していきます。
チューダーの宣伝効果もあり、ロレックスは腕時計ブランドの雄として君臨するまでに成長を遂げます。
ロレックスの知名度と人気が高まり、ディフュージョンブランドとしての役目を果たしたチューダーは、1990年代にロレックスから独立しました。
以降は独自路線を開拓し続け、「ロレックスの廉価版」というイメージを払拭しつつあります。
ロレックスの部品を使いながら廉価で販売
出典:https://www.eta.ch/
チューダーは、ロレックスの部品や、牡蠣の殻のように気密性の高いねじ込み式のオイスターケースを使用していました。
しかし、同じ部品を使っていながら、廉価での販売が可能だったのです。
その秘密は、ムーブメントとステンレスにあります。
ロレックスは自社製の高度なマニュファクチュールムーブメントを使用しているのに対し、チューダーはETA社製の汎用ムーブメントを採用していました。
一般的なムーブメントを使用することで、大きくコストを削減できたのです。
とはいえ、ETA社製の汎用ムーブメントが品質的に劣るわけではありません。
他の人気ブランドも多く採用している、優秀な一流ムーブメントです。
また、ロレックスのオイスタースチールは904L系のステンレススチールで、サージカルステンレスにより強い耐蝕性をプラスした超高級ステンレスです。
一方で、チューダーは316Lスチールを採用していました。
316Lスチールは医療用に開発され、金属アレルギーが起きにくい高級ステンレス、サージカルステンレスです。
つまり、チューダーはロレックスの超高級ステンレスではなく、サージカルステンレスを採用することでコストを抑え、このコストパフォーマンスを実現しているのです。
品質とメンテナンス体制
チューダーは、マスタークロノメーター認定を受けた、高い機能性と品質が特徴です。
「マスタークロノメーター」は、スイス連邦計量・認定局(METAS)とオメガが共同で制定した包括的な認定制度で、スイスクロノメーター検定協会(COSC)が認定を行います。
マスタークロノメーター認定を受けるためには、まずスイス法令の厳しい要件を満たし「SWISS MADE」表示を許可されていること、さらにCOSCのクロノメーター認定を取得している必要があります。
さらに機械式時計の主な機能を検査対象とした、8つの厳格なテストを10日間かけて行い、マスタークロノメーター認定が決定します。
非常に厳しい検査で、オメガが2015年に時計業界で初めて合格し、チューダーが2021年にオメガ以外の初取得者となりました。
また、オーバーホールなどアフターメンテナンスに関しては、正規販売店のほか、日本ロレックスも窓口となっています。
チューダーの正規販売店は日本各地にありますが、サービスセンターはスイスになってしまいます。
そのため、日本ロレックスで受付を代行しています。
人気モデル3選
初めての高級時計にぴったりな、チューダーの人気モデルを3選ご紹介します。
■ブラックベイ54 M79000N-0001
出典:https://www.tudorwatch.com/
2023年のWatches&Wonders Geneveで披露された、ブラックベイシリーズです。
ブラックベイシリーズは、往年の人気ダイバーズウォッチ「サブマリーナ」を復刻させた人気モデルで、「54」はベースとなった機種の初出年です。
1954年は、チューダー初のダイバーズウォッチ「オイスタープリンスサブマリーナRef.7922」が誕生した年で、フランス海軍に採用されました。
ケース径は当時の仕様を踏襲した37mmと小ぶりで、自社製ムーブメント「キャリバーMT5400」を搭載しています。
出典:https://www.tudorwatch.com/
当時はチューダーローズの紋章と、ロレックス同様のベンツ針が特徴でしたが、現在はチューダーのトレードマークであるスノーフレーク(イカ針)と盾マークになっています。
定価は546,700円です。
■ブラックベイGMT 79830RB
出典:https://www.tudorwatch.com/
2018年にリリースされた、ブラックベイのGMT多機能モデルです。
スノーフレークの時針、秒針、GMT針が備わり、ベゼルには昼夜を表す赤青の塗り分けが施されています。
同年リリースのロレックスGMTマスターIIも、赤青ベゼル(通称ペプシ)を採用しており、並べると絶妙なカラーの違いなどが見て取れます。
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サテン仕上げのケース&ブレスレットにアルミ製ベゼルを合わせ、アンティークウォッチ好きにはたまらないリベットブレスを付属したレトロな印象が魅力的です。
機能も充実しており、ローカルタイムと第二時間帯を表示できるほか、チューダーマニュファクチュールムーブメントに多い70時間パワーリザーブなど満載の1本です。
定価は613,800円です。
チューダーは往年のダイバーズウォッチを現代風に解釈・復刻したブラックベイを、2012年に独自路線のモデルとしてリリースしました。
シリーズを通して漂うヴィンテージ感が人気を博し、チューダー人気を不動のものとした、ブランドきっての人気モデルです。
■レンジャー M79950-0001
出典:https://www.tudorwatch.com/
レンジャーは矢印型の時針が特徴的なスポーツウォッチで、ロレックスのエクスプローラーと同じコンセプトで誕生しました。
ちなみに、エクスプローラーは「探検家、探究者」、レンジャーは遊撃部隊のように「野山を縦横無尽に駆け巡る者」という意味があります。
出典:https://www.tudorwatch.com/
デザイン的にも似通っている部分がありますが、レンジャーの方が丸みを帯びたケースやインデックスなど、カジュアルな雰囲気をもっています。
70時間リザーブのマニュファクチュールムーブメントを搭載し、独特なデザインの秒針が特徴です。
定価は464,200円です。
知名度ならオメガ、コスパならチューダー
ファーストウォッチに相応しい、オメガとチューダーの腕時計について解説しました。
あえて選ぶのであれば、誰もが知る知名度とブランド力ならオメガ、コストパフォーマンスの高さならチューダーでしょう。
いずれも世界的に人気があり、プロがおすすめする「初めの1本」には最適です。
あなたはどちらのブランドの、どのモデルを相棒に選びますか?
この記事を監修してくれた時計博士
Onoda Koichi
一級時計修理技能士取得
高級時計専門店GINZA RASIN 本社 ロジスティック部 商品管理課 主任
1982年生まれ 神奈川県出身 時計業界2005年より
大学卒業後、時計の販売や修理受付を経験した後、修理専門学校に入学。メンテナンスの基本知識を学ぶ。2009年に専門学校卒業後、時計専門の修理会社や国内メーカー、正規輸入代理店で腕を磨き12年以上の時計修理実務経験を経た後、2023年3月より商品管理業務に従事。
なお、国内メーカー在籍時、時計技能競技全国大会に出場した経歴を持つ。